【「ネーミングは短く」は嘘?長くても伝わるネーミング!「直火釜焙煎カレーフレーク」エスビー食品】
【「ネーミングは短く」は嘘?長くても伝わるネーミング!「直火釜焙煎カレーフレーク」エスビー食品】
おはようございます。松浦 陽司です。
商品のネーミングはお客さんに伝わるようにしないといけませんね。
「じっくりコトコト煮込んだスープ」というのがあります。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11059312550.html
今までの「ネーミングは短くないと読んでくれない」という概念を打ち破った商品でした。
なんせ、文字数が増えますからね。
パッケージにデザインする面積が限られていますから。
でも、この長いネーミングで、すごいロングセラーになっています。
それではこの商品名はどうでしょう?
「じっくりと直火釜で焙煎し、素材の香ばしさを引き出しました。カカオローストオニオンの深みをブレンドした味わいは、まさに香りの逸品です。直火釜焙煎カレーフレーク深みロースト」です!
・・・って長っ(笑)!
いやー、でもものすごくどんなこだわりがあるのか伝わりますね(笑)(笑)
実はシリーズ品があります。
「じっくりと直火釜で焙煎し、素材の香ばしさを引き出しました。あら挽きアーモンドオニオン黒胡椒ガーリックをブレンドした味わいは、まさに香織の逸品です。直火釜焙煎カレーフレークあら挽きスパイシー」
・・・ううぅ~ん、長っ(笑)!
でも、伝わりますねぇ~。
パッケージデザインというか、もう文字だらけ(笑)
もちろん、本当の商品名は「直火釜焙煎カレーフレーク」です。
しかし、パッケージでここまで商品価値をしっかり伝えるというのは素晴らしい。
お客さんも思わず読んでしまいますね。
パッケージで商品の価値を伝えることは非常に重要です!
ここで中小企業に置き換える勝手にコンサルコーナーです。
商品の強み、良さ、こだわり、どんな体験を得られるか、
一度、A3の紙にでもびっしりと書き出してきます。
ここから見えてくることがあります!
この作業をやるかやらないかで、自信の付きようが違います。
その強みをパッケージで伝えていきます。
あるいは、POPやホームページでも結構です。
どんな価値があるのか、お客さんに伝えないと、お客さんにとってないのと同じですからね!
まず、価値の発見!(書き出し)
そして、お客さんに伝えることが重要です!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。