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HOME > BLOG > パッケージマーケティング > 【ワンカップ大関 One Cup OZEKI に秘められた謎 不易流行 変えるもの変えないもの】
2012年05月18日

【ワンカップ大関 One Cup OZEKI に秘められた謎 不易流行 変えるもの変えないもの】

【ワンカップ大関 One Cup OZEKI に秘められた謎 不易流行 ~変えるもの、変えないもの~】

おはようございます。松浦 陽司です。
昨日のワンカップ大関の記事の続きです。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11252868533.html

ワンカップ大関は、発売当初からデザインを殆ど変えていません。
これは既に青地で白抜きの「One Cup OZEKI」がブランド化しているからです。

見ただけで「あ、ワンカップ大関だ!」ということが分かる。
記号化しているから、変えないんです。
逆に変えてしまうと、従来客が離れますからね。

 

では、本当に全く変わっていないのか??
いえいえ、そんなことはないんです。

 

ラベルの裏をご覧ください。
ほら?
ゆらゆら揺れる景色が見えませんか?

これが「ワンカップフォト」と呼ばれるものです。

通常、紙ラベルの裏面は白です。
ところがそこに印刷をしてしまった!

それがレンズのような効果を生み、ゆらゆら揺らめく風景が見えるのです。
これが美しい!


この風景はいろいろあります。

私が持っているだけで

ワンカップのある風景07 【工房の文具立て】
ワンカップのある風景08 【縁側の花瓶】

他にもたくさんあります。
思わず、コンプリートしたくなりませんか(笑)?

デザインの抑えるべき正面は「変化なし」
そして、変化を楽しむラベル裏は「変化しまくっている」

新しい魅力を生み出していくワンカップ大関のスピリット!
流石です!

さて、ここで中小企業に置き換える勝手にパッケージマーケティングコンサルコーナー!

「瓶じゃないと使えないよ!」ということはありません。
例えばケースの裏面、見えないところの活用はされていませんか?


ケースの裏面でもいっかりと販売促進する
羽田空港 ひとくちおこわ
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11138308831.html

ぜひぜひ、ご参考にされてください!

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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