【パッケージの役割② 不満解決型 キリンのコーナーカットカートンや、ミツカンの「あらっ便利!」】
【パッケージの役割② 不満解決型 キリンのコーナーカットカートンや、ミツカンの「あらっ便利!」】
おはようございます。松浦 陽司です。
昨日の記事に引き続いて、パッケージの役割②不満解決型です。
パッケージの役割
①使用シーン創造型
②不満解決型
③差別(独自)化の実現
段ボールはご存知の通り、直方体や立方体が基本。
当然、端っこは直角です。
持ちにくい、紙の使用量が多い
そんな②不満解決をしました!
こちらはキリン一番搾りの「コーナーカットカートン」。
何が違うかというと、端っこがカットされていますね!
実は八角形なんです。
四角より持ちやすくなっています。
さらに、「コーナーカットカートン」にすること、
八角形にすることで、四角の時より段ボール強度が増すんです!
つまり、段ボールの材質を少し落としたり、薄くしたりできるんです。
これでキリンさんは2%、紙の使用量を下げました。
氷結の段ボールも「コーナーカットカートン」
キリンさんはこの改善で年間800トンの紙を削減しました!
素晴らしいエコです!
ミツカン「とろっ豆」もタレのベタベタを防ぐために不満解決!
「パキッとたれ」になってます。
詳しくはこちら
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11165696121.html
お客さんの便利さ、エコなどを考えて、
不満解決型のパッケージは身の回りに溢れています。
探してみてくださいね!
さて、ここで中小企業に置き換える勝手にパッケージマーケティングコンサルコーナー!
箱に手提げをつける。
袋にチャックをつける。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11250302551.html
小分けにする。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11250312639.html
簡単な変更でお客さんの不満解決できますよ!
昨日の記事が気になる方はこちら
「パッケージの役割① 使用シーンの創造」
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11256296696.html
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。