【味の素 ほんだしのカツオの向きが変わった?パッケージリニューアルでデザインを錆びつかせるな!】
【味の素 ほんだしのカツオの向きが変わった?パッケージリニューアルでデザインを錆びつかせるな!】
こんにちは。松浦 陽司です。
今日はこんな時間になってしまいました。
今日も味の素「ほんだし」の話です。
奥が深いですよ~。
どんなに牛丼が好きな人でも、
毎日、毎日、365日、牛丼を食べていたら飽きますよね。
だからちょっとずつ変えていきます。
チキンラーメンも、どん兵衛も、味が毎年少しずつ変わっているのは有名な話です。
パッケージデザインも同じです。
やっぱり、ずぅ~っと一緒だったら、飽きられるんですよね。
見なれてしまって、驚きも新鮮さもない。
デザインは5年で錆びつくんです!
変えていかないと、新しい顧客に振り向いて貰えない。
でも、急にガラッと変えると、常連さんまが「あれ?ほんだし、何処に行ったの?」となる。
だから、ブランド資産価値がある商品はちょっとずつ変えることが必要です。
さて、貴方は気づいていましたか?
「ほんだし」が25年間で7回もリニューアルしていることを!
最後は結構、劇的ですね。
カツオの向きが変わっています。
基本のデザインは残しつつ、少しずつ、時には大胆に、
パッケージリニューアルを図ることは、
新たしい顧客創造のために、非常に重要です。
さて、ここで中小企業に置き換える勝手にパッケージマーケティングコンサルコーナー!
これは全く私の推測でしかないのですが、
今日の「ほんだし」のカツオの向きが変わったのは「右肩上がり」を祈っているのでしょうか??
「だからなんだよ?!」と突っ込まれる方も多いかと思います。
もうちょっと、我慢して聞いてくださいね。
実は「口コミ」を生むのに、このストーリーというのが非常に重要です。
「へぇ~、そんな秘密があったんですか」というような仕掛けをパッケージに入れることです。
「四代目と喧嘩しても作りたかった五代目の米粉カステラ」
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11087689882.html
これなんて、すごいストーリーを感じませんか!!
思わず、人に語りたくなるでしょ?!
でも、費用はかかってません(笑)
ネーミングとパッケージだけです。
そんなストーリーを自社でも考えてみませんか?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。