【チラシ・広告的パッケージの小林製薬ガスピタンと、ブランド的パッケージの大塚製薬カロリーメイト】
【チラシ・広告的パッケージの小林製薬ガスピタンと、ブランド的パッケージの大塚製薬カロリーメイト】
こんにちは。松浦 陽司です。
パッケージのチラシ・広告的要素と、ブランド的な要素を考えてみます。
基本的には、パッケージは店頭でお客さんと出会い、
手に取ってもらわないと話になりません。
出会いは0.5秒という説もあるくらいです。
その短い時間で、「この商品はこんな価値があるんですよ~」と伝えないといけません。
パッケージに、チラシ・広告的要素が必要です。
小林製薬さんの「ガスピタン」
これはチラシ・広告的にばっちりですね!
「おなかのハリに」聞くというのが一目稜線!
さらに
「水なしで飲めるヨーグルト味」
「ガスだまり 膨満感に効く」というのが一目瞭然!
商品の価値がそのままパッケージで伝わります!
中小企業はこちらでチャレンジしないといけない場合が多いですね。
これと逆に、ブランド的なパッケージ展開をする方法もあります。
本来ならパッと見て、何の商品だか分かりません。
でも、私たちはどんな時に食べればいいか知っています。
なぜ、知っているのでしょう?
それはCMを中心とした大量の広告投下があるからです。
中小には真似ができませんね。
大手はブランド育成に本来かかるであろう時間を、大量の資本で買っている訳ですね。
でも、中小でもこう言ったブランド的パッケージでもOKな場合もあります。
「地元で名が通っている」とか
「歴史があってブランド力がある」とか、
そのような場合です。
さて、ここで中小企業に置き換える勝手にパッケージマーケティングコンサルコーナーです。
広告も全くしない、ネームバリューもブランド力もない。
そんな場合は広告・チラシ的要素がないといけないでしょう。
自社店頭販売しかしないのであれば、十分にPOPでフォローできます。
だから大丈夫です。
自社の商品のポジショニングをチェックしてみてくださいね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。