【パッケージでお客さんの喜びの声を集めて売上アップ、更に社員さん満足とお客さん満足を高めよう!】
【パッケージでお客さんの喜びの声を集めて売上アップ、更に社員さん満足とお客さん満足を高めよう!】
こんばんは。
こんな時間になってしまった松浦 陽司です。
今日はちょっとパッケージマーケティングの番外編です。
リクロ―おじさんのチーズケーキのケースはうまいパッケージの使い方をしています。
裏面にアンケートハガキをつけて、お客さんからの意見を聞きとっています。
詳しくはこちら
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11002072949.html
裏面にキャンペーンハガキをつけることで、お客さんとの関係性を創っています。
詳しくはこちら
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11259017085.html
こうやって、パッケージの裏面、底面などに、アンケートなどをつける工夫で、お客さんとの関係性が強化できます。
さて、今日のパッケージマーケティングコンサル話はこのアンケートのお話。
結論から言うと「アンケートはお客様の喜びの声を集めるように」取ろうということです。
「・・・え?アンケートはお客様の不満を集めるんじゃないの?」
そう思った貴方はもうちょっと私の話を聞いてくださいね。
例えば「お客様の御不満をお書きください」とアンケートに書きます。
するとお客様の脳のスイッチは切り替わります。
「この商品の悪いところは何処だ?」
「どの店員の接客が悪いかった?」
重箱の隅をつつくような不満探し脳、クレーム製造脳になってしまうんです。
こんな恐ろしいことはありません!
当然集まるアンケートは悪口ばかり。
これでは従業員がアンケートを見ることを恐れてしまいます。
モチベーションまで下がってしまいます。
では、どうすればいいのか?
美点凝視アンケートです!
お客様の喜びを集めるアンケートです!
例えば単純に
「お誉めください!」
「よかった点をお聞かせください」
「幸せメッセージをお聞かせください」
こんな感じです。
すると、お客さんの脳はスイッチが変わります。
「この商品の良いところは何処だろう」
「この店のどの娘の接客が良かっただろう」
お客さんの脳が美点創作脳、幸せ製造脳になるんです。
当然、集まるアンケートは幸せメッセージばかり。
すると、従業員がアンケートを見るのが楽しみになるんです!
モチベーションが上がるんです。
<長野県白馬 五龍館の客室に置いてある アンケート用紙事例>
++++++++++++++++++++++++
18年前にはよく泣いていました。
五龍館に嫁いで18年になります。中村ゆかりです。
旅館と言う環境 田舎のお付き合いに戸惑い 本当に
めそめそしていました。今では白馬の景色 風 旨い水
そしてここの住む人 仲間が大好きです。
何よりもみなさまの笑顔が大好き
楽しそうだなぁと思うとわたしも楽しくて 幸せになります。
いつも励ましてくださる家族や友人のようなお客さまも多くて
わたしの宝物です。これからも お客様と一緒に
笑っている宿と 私で居たいと思います。
++++++++++++++++++++++++
ここで、やっと
「是非、皆さまの感想やメッセージをお教えください」とくる訳です。
もう、クレームなんて書けませんよね(笑)
事実、この五龍館では、不満を集めるアンケートをとっていた時、
お客さんのチェックアウトが恐かったそうです。
だって、不満だらけのアンケートが集まるから。
もちろん、社員さんのモチベーションが下がる下がる。
このアンケートに変えてから、チェックアウトが楽しみになったそうです。
だって、お誉めの言葉を頂けるから。
社員さんのモチベーションが上がる上がる!
今日はパッケージマーケティング番外編でした。
アンケートの取り方を見直してみることも必要ですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。