【お客さんが欲しがっている単位は何でしょう?隅田屋商店の「隅田屋米」のパッケージ】
【お客さんが欲しがっている単位は何でしょう?隅田屋商店の「隅田屋米」のパッケージ】
おはようございます。松浦 陽司です。
今日はお米のパッケージの話、・・・ですがその前にゴルフの話をします(笑)
ゴルフはやりません。
いえ、正確に言うと、やれません。
やれた方がいいんでしょうけどね。
パッケージマーケティングの話でいきなりゴルフが出て済みません。
ちょっとお付き合いください。
ゴルフってまず単位がよく分かりませんね。
「このホールは329ヤードです」
「グリーンまで残り120ヤードです」
・・・・ヤードってなんでしょうね?
日本人の私にはわかりません(笑)
でも不思議なことがあります。
グリーンに乗った途端に!
「カップまで1m20㎝です」
おかしいでしょう?
なんで、ヤードやフィートで言わないんでしょう?
急にメートルとセンチに変わります。
理由は私にはわかりません。
でも、その方が分かりやすいんでしょうね。
話はパッケージマーケティングに戻ります。
「お米2kg」って、お茶碗何杯分なんでしょう?
意外に分かりませんよね。
何日分なのかもわからないです。
(もちろん、主婦には分かるのかも知れません)
じゃあ、分かりやすい単位にしちゃいましょう!
・・・ということで、隅田屋商店の「隅田屋米」ではこのように表示してます。
隅田屋米 六合 パッケージ
ちょっと画像では殆ど分からないと思うので申し訳ないです。
右下の方に「六合」ってしっかり書いてあるんです。
ちなみに、12合もあります。
「kg」でなく、「合」でパッケージしたのはもちろん分かりやすいようにです。
家庭で使われる方に配慮したものです。
「あぁ、六号ならうちは4人家族なんで食事2回分ね」
こういったことが直ぐに分かるようになるんですね。
お客さんが求める量で、求める単位でパッケージング!
量の単位は色々あります。
m
㎝
kg
g
合
回分
個入
人分
お客さんが本当に知りたい単位はなんでしょう?
中小企業でもすぐに考えれるパッケージマーケティングですね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。