【「どんなネーミングにするか、困った」ときに参考にしたい2事例】
あなたは商品ネーミングを決めるときに
どんな風に決めますか?
「冷凍餃子だから冷凍餃子、せいぜい“●●社の冷凍餃子”」
「しいたけだからしいたけ」
「かりんとまんじゅうだからかりんとまじゅう」
では、実はちょっともったいないんですよね。
商品の唯一無二の特徴を伝えるネーミング!
インパクトのあるものにしたいものです。
例えば、北海道の月形町に「真っ黒いスイカ」があります。
これをネーミングするとしたら。
「黒いスイカ」では、ちょっともったいない。
「カラススイカ」では、意味がわからない。
「黒い真珠」
・・・ん?ちょっと良くなってきたかな?
でも、小さいイメージがついちゃうかな?
「ボーリング玉スイカ」
確かに、丸いし、黒いし。
まだでも、インパクトに欠けるかな?
じゃあ、こんなんはどうでしょうか?
ダイナマイト
あ、いいですねー!
「爆発的なおいしさ」も感じます!
パッケージも、
スイカの下手にダイナマイトの「バチバチ」と火が付いた感じのシールがついているのが面白い!
箱も危険物取扱みたいになって笑わせますね♪
もう、一つ。
超巨大なたまご型のスイカにはどんなネーミングにしましょうか?
「とにかくでかいスイカ」
うーん、いまいち。
「進撃の巨人が食べるスイカ」
あ、面白いかも?!
しかし、集英社とのライセンス提携に莫大な金額がかかってしまうかも。
同じく、JA月形町さんはこのようにしました!
ゴジラのたまご
おおーーー、これはインパクトある!
巨大さも感じる!
面白さもある!
たまごからゴジラが出てくるようなパッケージイラストが面白い!
さらに、大きいものは違うパッケージに入っている。
キターーー!
木の檻パッケージ入り!
これはインパクトある!
まさに、危険なたまごが入っていることを想像します。
「生まれたゴジラを逃がさないぜーーー」
ってパッケージですね。
こんなパッケージで来たら、
インスタ用の写真を撮っちゃいますよね。
あ、そうそう。
東宝さんの許可はとられているそうですよ。
さっきのダイナマイトしかり、ゴジラのたまごしかり。
商品において、ネーミングって大切ですよね。
商品の売り上げに大きく影響をします。
そして、ネーミングが変わったら
パッケージが変わります。
デザインも、形状も!
こんな風に商品開発するのって、楽しいですね!
(本日のダイナマイト、ゴジラのたまごの事例は、北海道のJA月形町さんでした! 画像出展 楽天市場)
動画解説はこちら!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。