【…え?味じゃないことが選ばれる理由になるの?商品にお客さんにとっての価値を「意味づけ」しよう】
【…え?味じゃないことが選ばれる理由になるの?商品にお客さんにとっての価値を「意味づけ」しよう】
おはようございます。
「選んで買ってもらう」のに重要な5つのポイント
① 絞り込む
② 売り込まない
③ 「好き・楽しい」を発信する
④ ストーリーを語る
⑤ 新たな意味づけをする
今日は⑤「新たな意味づけをする」です。
「お菓子は味が売り物」
「美味しさ命」
こう思われている方って、結構多いんですよ。
でも、実際、お客さんは違う価値が欲しいと思っているのかも知れません。
ところで、貴方はお土産を買う時に、どんな判断基準で買われますか?
大阪プチバナナ
こちらの売り方やパッケージが変わっています。
右上のPOPを見るとこんなことが書いてます。
「ご近所やお友達、会社の人に個別に配れる3個入り×5箱セット」
そうなんです。
どこにも「美味しい」とか「バナナにこだわってます」とか書いてないんです。
お客さんにとっての価値は「お土産に便利ですよ」ということです。
実は違うPOPもあって、そっちも面白い。
例えば…
□営業部の橋本さん
□営業部の吉田さん
□人事部の山本さん
□販促部の田口さん
□奥さん
「お土産忘れていませんか?」とか「このまま帰ったら、奥さんに怒られますよ」というのが商品の価値になってますね(笑)
どうです?
味以外の「新たな意味づけ」ができているでしょう!
こっちのPOPには
「ビジネスマンにオススメ!!個別包装で配りやすい」と書いてます。
これって、当たり前のことなんですけど、大切なことなんです。
お客さんにとっての買う価値を「意味づけ」されていますね。
さて、貴方の商品にはどんな意味づけができるでしょう?
「選んで買ってもらう」のに重要な5つのポイント
① 絞り込む
② 売り込まない
③ 「好き・楽しい」を発信する
④ ストーリーを語る
⑤ 新たな意味づけをする
最後の5つ目でした。
みなさん、お付き合いを有り難うございました。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。