【コンセプト明確! グリコ 防災備蓄常備用 カレー職人 温めずにおいしく食べられるカレー 中辛】
【コンセプト明確! グリコ 防災備蓄常備用 カレー職人 温めずにおいしく食べられるカレー 中辛】
おはようございます。松浦 陽司です。
たまに「品名は短い方がいい」という方もいらっしゃいます。
でも、短くて訳のわからない名前より、長くても伝わる名前がいいんです。
代表格は「じっくりコトコト煮込んだスープ」(ポッカ)ですね。
(ネーミングは短くカッコよくの嘘 http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11059312550.html )
長い名前ですが、きっちりと価値を伝えてロングセラーになってます。
本日、紹介したいのはこちら!
グリコ
「防災備蓄常備用 カレー職人
温めずにおいしく食べられるカレー 中辛」です!
2012年2月14日発売
「この商品の特長はなんでしょう?」
と問われたら貴方はどう考えます?
私はこう考えました!
①賞味期限が3年!
②温めずに食べられるので便利!
③故に、防犯備蓄用として重宝される!
なんで、こう思ったかって??
だって、パッケージにズバリそう書いてありますからね!
そうです。
パッケージで商品の特徴をしっかり伝えることで、お客さんに「どうして買って欲しいか」が正確に伝わりますね!
2011年8月に『常備用カレー職人 < 中辛 > 』 発売したところ、
お客様から 「 防災の準備を始めたい。どこで売っていますか 」 と言う声が多く寄せられたために、
賞味期限を2年から、3年にパワーアップしてリニューアル発売になりました。
ターゲットが明確になると、このようにパッケージで分かりやすく伝えることが必要ですね。
ここまで来て、松浦 陽司のブログ・フェイスブックのファンなら思い出したかも知れません。
「・・・ん?似たような記事を見たことがあるような??」
そうです!
「ハウス 温めずにおいしいカレー」です。
こちらも震災後の2011年8月から発売で大ヒット!
(開発秘話はこちら http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11260750212.html )
奇しくも同時期発売で、
ちょっとだけコンセプトやネーミングが似た商品があります。
食品業界ではよくあることです。
「食べるラー油」が何処の会社からも出たようなものです(笑)
でも私は思います。
お客さんが喜んで、メーカーが切磋琢磨し合って成長するならそれもよし!・・・と(笑)
本日のネタは、ワイヤーママの創業社長であり。
あわわの副社長でもある原田剛さんから教えて頂きました!
(以前にパッケージ松浦に原田社長が御来社いただいた時の記事はこちら http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-10622961731.html )
原田社長!有り難うございます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。