【カンカンマン講師による講演 “缶=愛” 缶は関係性をつくるパッケージだ!】
おはようございます。松浦陽司です。
昨日は大阪製罐(せいかん)さんに訪問していました。
そして、カンカンマンによる缶パッケージ講演を受けておりました。
エクスマ・パッケージグループ3名で熱心に受講です!
カンカンマンによると「缶は関係性をつくるパッケージ」であるということです。
長野県に「五龍館」という温泉旅館があります。
リピート率67%という圧倒的な旅館です。
(ちなみに、20%超えたらすごいそうです)
では、五龍館のリピーターが多いのは何故でしょう?
①以前に良かったから
②気に入ったので紹介したい
③知っているから
④自分のことを覚えていてくれたから
⑤いつも連絡をくれるから
答えはもうちょっとお待ちください。
「顧客満足アップさせればリピーターが増える!」
そう思っている人も多いかと思います。
実は顧客満足とリピーターの相関関係は薄いのです。
「・・・え?」と思われた方はもうちょっと聞いてください。
だって、あらゆる本に書いてありますもんね。
「顧客満足をアップさせよう」
基本的には間違いじゃないんです。
でも、根本的にはそうじゃないんです。
例えば先ほどの五龍館!
顧客満足アップの取り組みで①~④がありますが、
実はこれ、たいして理由になってないんです。
圧倒的に「⑤いつも連絡をくれるから」が
リピートされる理由なんです。
そうなんです。
女将の中村ゆかりさんは語ります。
「顧客満足、顧客満足、といっても、3~4日で薄れるんです。
1~2カ月で忘れ去られるんです。」
じゃあ、どうするの?
五龍館のように⑤いつも連絡で、関係性を保っておくことが重要なんです。
五龍館では定期的なフェイスブック、ニュースレター、メルマガなどで関係性を保っているそうです。
これでリピート率67%という驚異的な数字を誇っているんですね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。