【永谷園「脂っぽい料理に黒豆のちから」 分かりやすいネーミングとパッケージでお客さんに伝える】
【永谷園「脂っぽい料理に黒豆のちから」 分かりやすいネーミングとパッケージでお客さんに伝える】
おはようございます。松浦 陽司です。
「最近、飲みすぎたかな~」と思うと、シジミのみそ汁を飲みます。
1杯でしじみ70個分の力(永谷園)
ご存知、大ヒット商品!
2009年9月に発売すると売り切れ店続出!
1.5カ月で異例の販売休止となったことは有名。
このパッケージの素晴らしい特長は
●体験を売る
「お酒好きのお父さんに思いやりのみそ汁」なんて書いてます。
(詳しくは http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11028691232.html )
●数値的権威
「しじみ70個分」というのが如何にも効きそう
※数字を出すことで売上が上がる事例はこちら
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11001999849.html
●伝わりやすいネーミング
ネーミングは長くたっていいんです。
短くて格好良くて、そして伝わらない残念なパッケージより、
長くて格好よくなくっても、伝わるパッケージがいいんです。
※ネーミングで売上が変わる事例はこちら
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-10992792927.html
このような点が入っていることですね!
流石の大ヒット!
そして、本日ご紹介したいのがこちら。
2012年9月発売
脂っぽい料理に黒豆のちから
もちろん、パッケージの右上には
「お父さんに思いやりのみそ汁」と「どんな体験を得られるか」が書いてます。
しかも、そのことを創造しやすいように、
小さくはありますが、お父さんが唐揚げのようなものを食べているイラストも添えております。
パッケージ、ネーミング、イラストで、
「脂っぽい料理に黒豆のちから」がいいですよ!・・・って伝えてます。
また、大ヒットの予感がしますね!
食欲の秋、
馬肥ゆることなきように・・・・、自戒の意味を込めて(笑)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。