【パッケージの色にこだわる東京カンパネラ、パッケージの形にこだわるファンタ、その理由とは?】
【パッケージの「色」にこだわる東京カンパネラ、パッケージの「形」にこだわるファンタ、その理由とは?】
こんばんは。松浦 陽司です。
今日はすっかり、こんな時間になりました。
アイルの東京カンパネラという商品があります。
羽田空港や東京駅でよく売れています。
パッケージをデザインするときに、
「東京ばな奈と、ごまたまごに囲まれても目立つパッケージ」の色が選ばれました。
それが見事にハマって、今やこのターコイズブルーのパッケージが認知されておりますね。
菓子にあり得ない寒色パッケージになった理由の詳しくはこちら
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11112786470.html
人はあんまり詳しく商品名を覚えていなくても、
「なんとなく、青色だったな・・・」という「色」で覚える習性があるのです!
「市場にないパッケージの色で出す」というのも重要な手段です。
しかし、その後いかがでしょう?
やっぱり、売れる商品は真似されます。
ちょっと、寒色系のパッケージが羽田空港で増えてますね。
そんな時に、次の手をどう打つか?
次は「形」です。
ファンタがなぜ、最近、こんなボトルになったか分かります??
そう!
「色認識」の次に強力なのが「形認識」なんです。
商品名は覚えていなくとも、
「なんとなく、ダンベルのような形のパッケージだったな・・」と覚えています。
パッケージの「色」にこだわる。
パッケージの「形」にこだわる。
そう言ったことで、認知度を高めていきますね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。