【分かりやすいネーミングは価値が伝わりやすい。MONOの消しゴム】
【分かりやすいネーミングは価値が伝わりやすい。MONOの消しゴム】
おはようございます。
パッケージマーケッター松浦 陽司です。
車の価値がいまいち分かってません。
W124って、なんだか分かりますか?
これはベンツの一品種です。
なんだかカッコいい名前ですね。
思わず真似したくなります。
「この消しゴムには、KKKって付けよう。
意味は“かる~く、消せる、消しゴム”だ」
はい、でもこれ、中小企業は真似しちゃだめなんです。
だって、その商品が何か、全く伝わらないからです。
伝わらないと、お客さんにとってないのと同じです。
記号のような名前を付けていい場合は2つです。
①ベンツ、ナイキなど、完全にブランドが認知されている場合
説明の必要がないですからね。
②マスメディアで何度も強烈に流せる場合
TNP、TNP、TNP=低燃費、など、何度でも大量の広告代を投入できる場合。
まぁ、2つとも、中小には難しいですよね。
分かりやすいネーミングを心がける必要があります。
・・・という訳で、本日紹介するのがこちら!
①モノ もっとかる~く消せる消しゴム
②モノ もっとあつまる消しゴム
うぅ~ん、分かりやすい!
商品の特徴は何だと思います??
①もっとかる~く消せる消しゴム
②もっとあつまる消しゴム
ということですね(笑)
パッケージでばっちりと商品の強みを訴えてます!!
お客さんに商品の特徴がしっかりと伝わって、買ってもらえる理由になりますね。
心に花を咲かせることができるんです。
もし、「今の商品で価値が伝わってないな」と思ったら、
お客さんに伝わるようなネーミングを考えられてみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。