【パクリ商品が出てくるということは、その商品の市場が広がっているということ】
【パクリ商品が出てくるということは、その商品の市場が広がっているということ】
こんにちは。パッケージマーケッターの松浦 陽司です。
今日はお昼の投稿になってしまいました。
先日、日本パッケージ協会会長のフミ・ササダさんの講演を聞きました。
印象に残った言葉があります。
「パクリ商品がでてきたら、その商品の市場が活性化している証拠です」
例えば、石屋製菓の白い恋人があります。
そして、吉本興業の「面白い恋人」があります。
この2つが販売されているお陰で、ラングドシャークッキーの市場が大きくなっているんですね。
白い恋人も活性化して売れ、
面白い恋人も活性化して売れているんです。
どちらか一つでも、ラングドシャークッキーの市場は
現在ほどは広がらなかったのではないかと思われます。
「パクリやがって!」
そんな風に怒りたくなる気持ちも分かります。
でも、市場が広がっているんだと考えたら、一時的に真似をされても、長い目で見たら活気づくのではないかと思います。
だいたい、いちいち目くじらを立てていたら大変!
白い恋人の類似品って、いっぱいあるんです!
「赤い恋人」もあります(笑)
「黒い恋人」もあります(笑)(笑)
「みどりの恋人」もありますね。
「黄色い恋人たち」なんてのもあります。
お!
「奈良の恋人」もありましたか。
「茨城の恋人」もあります。
「宮城の恋人」
「白いお台場」
ははは。
「二次元の恋人」なんてのもありますよ。
「私の恋人」って、一体・・・。
市場を広げるという観点では、パクリ商品が出てきても受け入れる度量を持ちたいものですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。