【1杯でしじみ70個分のちから(永谷園)はターゲット明確!そして体験を伝えるパッケージ!】
【1杯でしじみ70個分のちから(永谷園)はターゲット明確!そして体験を伝えるパッケージ!】
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦 陽司です。
先週は飲む機会が多かったです。
しじみのみそ汁で身体を休めたいですね。
そんな時はこれ!
1杯でしじみ70個分の力(永谷園)
ご存知、大ヒット商品!
2009年9月に発売すると売り切れ店続出!
1.5カ月で異例の販売休止となったことは有名。
パッケージの右側に大きく
「お酒好きのお父さんに思いやりのみそ汁」と書いてあります。
ターゲットを明確にすること。
「この商品でこんな体験が得られますよ」ということ。
しっかりパッケージで表しています!
そして、よくこの写真を見てください!
なんだか以前と違うでしょう?
※以前のパッケージ
「お酒好きのお父さんに思いやりのみそ汁」の表記が
圧倒的に大きくなっているんです!
軽く2倍以上に大きさになってます!!
しかも、お父さんの顔イラスト付きと来てます!
これによって
「あぁ、お父さんは最近飲み会が続いているから、これでも買ってあげようかな」という
お買い物中の優しいお母さんや娘さんの心を揺さぶることができるんです!
まさに「モノではなく体験を売る」ということですね!
商品のターゲット、あるいは「どんな体験を得られるか」ということ、
パッケージでしっかりとお客さんに伝えてみてはいかがでしょう?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。