【不易流行 ロングセラー商品伊藤園の「おーいお茶」パッケージに隠された秘密 見えない努力】
【不易流行 ロングセラー商品伊藤園の「おーいお茶」パッケージに隠された秘密 見えない努力】
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦 陽司です。
おーいお茶(伊藤園)はいわずとしれたロングセラー商品ですね。
2011年12月には累計200億本を突破しています。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11169933873.html
店頭で何気なく見ていると、
パッケージはあんまり変わっていない気もしますね。
でも、細かいところは結構変わっています。
特に、どんなメッセージをお客さんに伝えたいのか?
そう言ったところが変わってます。
赤い字で目立つように書いているところです。
2012年は「香り一新」です。
(濃い味の方は「旨さ一新」です)
ちなみに、2010年は
「ひときわ味わい豊かに」
「ひときわ濃くておいしい」でした。
2009年は
「20周年 さらにおいしく さらに香りよく」
2008年
「さらに香り豊かに」です。
こうやって、毎年と言っていいほど、キャッチコピーを変えているんです。
気づいている人はいましたか?
一見すると変わっていないようですが、
中身の変更やお客さんの変化を捉えて、少しずつ変わっていく。
ロングセラー商品のパッケージにはこういった見えない努力が隠されているんですね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。