【自社独自の価値を見つける3ステップ】~真の強みを発見せよ~
興奮冷めやらぬので
昨日に続いて
徳島ヴォルティスJ1昇格のお話から。
徳島ヴォルティスの強さの秘密は?
それは
「ポジショナルプレー」
要するに細かいパスを繋げて
相手を崩していくサッカーなんですが
「パスをする能力」
ってのが大事なんですよ。
そういう意味で
今年、徳島ヴォルティスで最も活躍した選手は?!
チーム得点王の垣田裕暉選手か?
いや、主張を務めた岩尾憲選手か?
色々な見方があると思うけど、
ボク的には
GKの上福元直人選手です!
「なんで、パスを
重要視するサッカーでGK?」
と疑問に持たれた方もいらっしゃると思います。
でも、この上福元選手!
GKなのに、足技がすごい!
フィールダー並みにパスもできて、
ペナルティエリアの外でも結構活躍している。
11人目のフィールダーとして
強みである「ポジショナルプレー」を支えてきたのです。
「強みを活かして」
徳島ヴォルティスは昇格を決めたんですね。
この「強みを活かす」!
商品開発においてもとっても大切。
でも
「うちの商品の強みはなんもない」
「そもそも強みが見つからない」
と嘆く方もいらっしゃいます。
でも、そんなことないと思うんですよ。
<自社独自の価値を見つける3ステップ>
ステップ1 強みと思うことを書きだそう
ステップ2 他社や他の商品と比べてみよう
ステップ3 お客様が喜ぶか考えよう
この3つのステップを考えると
真の強みが見つけられますよ!
ボクの場合は、
食品会社でやることが多いんだけど
ステップ1 強みと思うことを書きだそう
できたら会社で5~6人集まって
「自社の商品サービスの強みや、
お客様に喜ばれたこと、
好きなところをたくさん書きだしましょう。
制限時間は10分です。
目標は1人10個以上ですよ!
よーい、スタート!」
こんな感じで呼びかけます。
ポストイットに
1枚1項目ずつ書き出してもらうんです。
そして、それを前に張り出しながら
一人一人発表してもらう。
そうするとそれだけで
「ああ、こんな強みもあったのか」
「え?そんなエピソードあったの?」
っていっぱい出てきます。
社風がよくなります。
ステップ2 他社や他の商品と比べてみよう
その強み、好き、エピソードなどあっても
「他の商品もそんな変わりないよね」
ってことが多々あります。
一番ありがちなのが
食べ物だったら
「美味しい」とか
「素材がいい」とか。
被っているモノを、
一旦、横に除けておきます。
「私、美味しいって書いたけど
他所の商品も美味しいよね」
「素材の良さを謳ってるけど、
ライバル商品も同じこと書いてある」
こんな感じで除けていきます。
ここで結構、減ります(汗)
ステップ3 お客様が喜ぶか考えよう
ここまでのステップで残った
ポストイットの中に、
たまに、こんなのがあるんですよ。
「社長が業界で顔が広い」
「社員さん同士の挨拶が気持ちいい」
これって、実は
お客様には直接は関係ないんですね(汗)
こんなのも除きます。
すると!
最後に残ったものが
「真の強み」なのです!
これ、けっこう使えるフレームワークです!
ぜひ、使ってみてね(^^♪
こうやって
「自社独自の価値」を見つけて
その「強みを活かす」ために!
お客様に伝えるために!
いよいよ、パッケージの出番です!
今日は理論だけの説明になっちゃいましたが、
また明日にでも、実例でお話しようと思います!
どうぞ、お楽しみに(^^♪
<お知らせ>
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。