【パッケージマーケッターとして反省 リカオーさんでの福袋商談の行方は??】
【パッケージマーケッターとして反省 リカオーさんでの福袋商談の行方は??】
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
実は昨日、大きく反省しました。
パッケージマーケッターとしてお恥ずかしい話です。
リカオーさん(http://www.ricaoh.co.jp/)で年末の福袋の打ち合わせをしておりました。
そこで出た福袋の不満点が2点。
①小さいので詰めにくい
②酒など重量物が入るので破れてしまう
事務所で考えた対策は
「ちょっと福袋を大きくして、詰めやすく、強度を上げましょう」
この提案でスムーズに進んでおりました。
・・・・が、現場からの反対で中止になったのです。
一体、どういうことなのか?
それはお客さんの声でした。
①パンパンに入っている方がお得感がある!
②破れるくらいにたくさん商品を詰めてくれているんだ!
「えぇ~!そういうものなんですか?」と正直思いました。
でも、普段から
「お客さんは商品は欲しくない」
「価値・体験が欲しい」ということをお伝えしている私です。
冷静に考えてみれば、お客さんが福袋に求めているのは
「お得感」だったり
「夢」だったり、
「ヴォリューム」なんですね。
それを表現したパッケージが
①パンパンで、
②破れているパッケージだったんです。
これは私には本当に意外な盲点でした。
まさか、パッケージとして、およそ体を成していないパッケージが、
お客さんの望んでいたパッケージだなんて・・・・。
リカオーさん(http://www.ricaoh.co.jp/)には勉強させていただきました!
有り難うございます!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。