【グランドキリン年間目標を2倍の16万ケースに!O2Oマーケティング×パッケージマーケティング】
【「グランドキリン」年間販売目標を2倍の16万ケースに上方修正!O2Oマーケティング×パッケージマーケティング】
こんにちは。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
「グランドキリン」という商品を知っていますか?
2012年6月19日発売!
売れに売れ、年間目標を2倍の16万ケースに上方修正するくらいの大ヒットです!
ちなみに、徳島の人は殆ど知らないかと思います。
なぜなら、セブンイレブンの限定販売です。
(※徳島以外の方へ びっくりすることに徳島にはセブンイレブンがないのです!)
話を戻して。
なぜ、グランドキリンがこれだけ売れたのか?
それはO2Oマーケティング×パッケージマーケティングです!
・・・え?
O2Oマーケティングって何かって?
O2Oマーケティングは、正式には「オフラインtoオンライン マーケティング」と言われます。
簡単に言うと、
「オンライン」の「ネット」で集客!
「オフライン」の「店舗」で販売します。
具体的にグランドキリンがやったのは、
FaceBookなどでキャンペーンを展開し、抽選でグランドキリンの引換券を、FaceBook上の友人に贈れるという仕組みです。
何と、発表会等を除けば、販促施策はこのO2Oキャンペーンのみで、6/19~8/31までに間に70万人が参加し、キャンペーン参加人数は延べ1000万人超を達成したとの事。
「オフライン」である店舗側では、目立つ位置に商品を大きく展開し、POPを付けてアピール。
商品は陳列しやすいように、500ml缶と同じ高さにしました。
商品は陳列しやすいように、500ml缶と同じ高さにしました。
ただし、他の商品に埋もれない様に、パッケージを変えました!
「瓶」を採用して、目立つようにしたんです!
そして、濃厚な味を思わせる渋い「黒」のパッケージです。
ここがパッケージマーケティングです!
セブンイレブンの店舗に来店した人の目に付きやすい様にした事で、
1)消費者の意識に残り、オンライン上のキャンペーンにも相乗効果が広がった事
2)オフラインでも出会える環境を構築した事
が、成功へのポイントになったと分析されています。
1)消費者の意識に残り、オンライン上のキャンペーンにも相乗効果が広がった事
2)オフラインでも出会える環境を構築した事
が、成功へのポイントになったと分析されています。
SNS(ソーシャルメディア)での集客は、中小企業にもほぼ無料でできる集客です。
そして、来て頂いたお客さんに、キャンペーン商品であることがしっかり分かるようなパッケージにしないといけません。
このような「O2Oマーケティング×パッケージマーケティング」も今後、増えてきますよ!
本日のネタは、
Yukiプランニングの中川博之さんから教えて頂きました!
この人のフェイスブックの毎日のITネタは勉強になります!
中川さん、有り難うございました。
カテゴリー | パッケージマーケティング
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。