【「水曜日のネコ」なんと、1週間で8000ケース売れてしまうパッケージ(ヤッホーブルーイング)】
【「水曜日のネコ」なんと、1週間で8000ケース売れてしまうパッケージマーケティング(ヤッホーブルーイング)】
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
「水曜日のネコ」って知ってます?
何のことか分からないと思いますが、白ビールタイプの発泡酒です。
2012年11月に発売。
当初、1ヶ月で4000ケースが目標だったのですが、
なんと、1週間で8000ケースを売上てしまった大ヒット商品です!
思わず「なんだこれは?」と手にとってしまう
独特のネーミングとパッケージですよね!
開発コンセプト・ネーミングに2つの秘密があります。
①飲むシーンを伝える
ストレスが溜まる週の半ばに飲んで欲しいという思いで「水曜日」というネーミングです。
具体的な飲むシーンが伝わりますね!
②かわいいマーケティング
女性に好まれやすいイメージをつくるための「ねこ」
女性は問答無用で可愛いものやキャラクターが好きですからね。
(かわいいマーケティング http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11187771902.html )
このコンセプト、すごく特徴のあるターゲッティング(ペルソナ)から出来上がっています。
この商品を飲むのは「よなよな里の住人」だそうです。
その住人に喜んでもらうようにネーミングやパッケージを開発されたそうです。
そして、この「水曜日のネコ」!
実はSNS効果を生みだしています!
いろいろな人がツイッターで、フェイスブックで、ブログで、
様々なソーシャルネットワークにて、
「ネコ、ようやく捕獲しました!」など、書かれているのです。
前回もグランドキリンの記事で書きましたが、
今やもう、SNSを使わないという選択肢はありません。
活用できるか、できないかだけです。
(グランドキリンの記事 http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11434628831.html )
「水曜日のネコ」でストレス癒しませんか?
こういった、シーンをパッケージできちんと伝えてあげること、本当に大切ですね!!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。