【前略 好みなんて聞いてないぜSORRY(ヤッホーブルーイング)は生産後一週間で完売】
【前略 好みなんて聞いてないぜSORRY(ヤッホーブルーイング)は生産後一週間で完売】
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
前略 好みなんて聞いてないぜSORRY(ヤッホーブルーイング)
すっごく気になる商品でしょう(笑)!
この商品、2012年10月に発売して、2か月分の在庫が1週間で売り切れる大ヒット!
マーケティングの世界では「顧客の声を聞きましょう」なんてよく言います。
しかし、これは「好みなんて聞いてないぜ!」ですからね(笑)
スタッフが「自分たちが心から飲んでみたい、まだ見ぬ美味いビールを造る」という発想!
商品自体がとっても個性的!
①季節ごとに全く味を変えて提供する
②米麹ストロング仕立て
ネーミングも凝ってますね。
開発ストーリーをそのまま載せるんですけど、
「前略」で語り口調を感じさせるユーモアを感じます。
「SORRY」で消費者を突き放さない配慮も感じます。
デザインも独特の筆文字が海外で受け、
ヤッホーブルーイングの輸出用商品急先鋒になっているそうです。
脅迫文みたいですよね(笑)
コンセプトとネーミングとパッケージとデザイン。
これがしっかりと一致すると、お客さんの心を捉えますね!
カテゴリー | パッケージマーケティング
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。