【世間に笑撃を与えるパッケージを狙え】
たまたま撮影された
愛犬「たろ」の画像が
筋肉ムキムキの
「マッチョどうぶつ」
に見えるとSNSで話題に!
今、Twitterの
「いいね」が20.8万もついてる!
飼い主としては
「かわいいお洋服」を
買ったつもりだったそうです。
しかし、結果が
「マッチョどうぶつ」
になってしまったそうです(笑)
本人としたら失敗なんですが
こうやって世間に「笑撃」を与えたというお話。
パッケージでもこうやって
世間に「笑撃」を与えて
SNSにバズることはないだろうか??
その「笑撃」を狙って
パッケージ提案したことがあります。
ところで、あなたは
「はんごろし」ってご存じですか?
「人を生命の危機に陥る
寸前までボコボコにすること」
でも、あってるのですが、
ここでは違います。
徳島に那賀町というところがあります。
徳島も田舎ですが、
その徳島市内からも車で100分くらいかかる
めっちゃ田舎です。
その那賀町銘菓が
「はんごろし」です。
まぁ、分かりやすく言うと
「おはぎ」です。
「はんごろし」の名前の由来は
米粒を半分だけつぶしているため。
はんぶん殺(つぶし)てるから
「はんごろし」と呼ばれているそうです。
現状パッケージがこちら!
なんだかかわいいパッケージですね。
でも、なにが「はんごろし」なんだか??
せっかく、
インパクトあるネーミングなのに
パッケージとバランスがとれてないなー。
組合の方とお話をしながら
どこで売るか、
誰に売るかをヒアリングしました。
「那賀町の中で売るときはこのままでいいけど
都会(徳島市内)で販売するときは
別パッケージで、インパクトあるのがいいですね。」
と言ってくれました。
そこで、提案したパッケージがこちら!
「喰わねぇ奴は、はんごろし」
ぬおーーー!
死にそうな落ち武者がいる~!
よく見ると、
うっすらと、般若もいるーーー!
これはめちゃくちゃ
インパクトありますねー(笑)
これはSNSでもバズるかも?!
このパッケージリニューアル提案!
組合の7名の前で画像を見ながら紹介したら、
「うおー」という歓声と、
「ひえぇ~」という悲鳴が入り混じりました(笑)
「どうです?思わず笑うでしょう?
SNSでバズったりするかも知れませんよ」
・・・ということで
「笑撃」を狙って
パッケージ提案したのですが、
・・・残念ながら不採用(汗)
ちょっとオドロオドロ過ぎましたかね(笑)
まあ、失敗を糧に
これからも提案がんばります!
<追伸>
ちなみに、那賀町で
「お餅」のことはなんていうのか?
なんと
「みなごろし」
と言います。
お米をみんな殺し(潰し)てるからだそうです。
おーーー、こわーーー(笑)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。