【東日本大震災時にディズニーで起こった奇跡】~パッケージで人の心に安らぎを~
2011年3月11日
東日本大震災
日本中が恐怖に怯えた日に
東京ディズニーランドで起こった奇跡の物語
ディズニーランドでも
7万人の観客が被災!
もう、阿鼻叫喚の大混乱が起こりそうです。
しかし!
一切、混乱なく、
無事に非難できたそうです。
それだけでも
もの凄い奇跡です。
この奇跡の中に
実はパッケージも活躍していました。
キャスト(ディズニーのスタッフ)は
観客に呼びかけたんです。
☆☆☆
心のケアもスタッフたちは忘れていない。
お土産袋を渡しながら
「皆さん、お土産袋お持ちですか?
そして皆さん、お土産袋に
″隠れミッキー″(ミッキーマウスの形)が
いるっていうのは ご存知ですか?
よろしければ探してみてください。」
☆☆☆
パッケージのところどころに
ミッキーの輪郭の
光や影が隠れているんです。
これが「隠れミッキー」
そうなんです。
現場では子供たちが
震災の恐さで泣いているんです。
パッケージに隠れた
「隠れミッキー」を探すことで
子供たちは心が少しでも安らいだんです。
「パッケージで
人の心に安らぎを与えることもできる」
ということを
ディズニーのこの奇跡から
教えていただきました。
そのことをヒントにして
この度、丁井様で
新しい紙袋を手配させて頂きました。
丸い模様が並んだ
デザインの紙袋です。
丁井さんや鳴門を表す
・キャラクターのおっちゃん
・鳴門の芋
・ハート
・わかめ
・渦潮
などが並んでおります。
ちなみに、おっちゃんは
ニコニコと笑っています。
しかし、、、
その中に、、、
あれ?
焦ってるおっちゃんがいる(笑)
さらに、実は。。。
ハートマークも
並んでいるのですが
おや?
ハート形をした
葉っぱも隠れています!
こんな風に単なる紙袋ではあるのですが
「探して楽しい」
価値をつけることができました。
この紙袋を手に取ってくれた人が
「知ってる?
この丁井さんの紙袋の中、
笑ってるおっちゃんの他に、
実は、焦ってるおっちゃんもいるんだよ」
「そんなの知ってるよ!
じゃあさ、知ってる?
実はハートじゃなくって
葉っぱが1枚だけあるって」
なんて、ほのぼのと会話をしてくれたら
「パッケージで
人の心に安らぎを与えることもできる」
そんな風になりますねー。
あなたもパッケージに
「心のほっこり」の工夫をしてみませんか?
※デザインは丁井淑美様から草案提供。
パケマツ桑原基輔仕上げでした。
株式会社 丁井
徳島県鳴門市鳴門町土佐浦字大谷138番地
088-687-0369
http://choi.co.jp/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。