【なぜ、ポップコーンパパが何カ月も連続で130%売上アップなのか?「ペルソナ」でパッケージ変化】
【なぜ、ポップコーンパパが何カ月も連続で130%売上アップなのか?「ペルソナ」でパッケージが変わる!】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
「ポップコーンパパ」という日本一の32種類を誇るポップコーン屋さんがあります。
(ポップコーンパパ http://www.popcornpapa.jp/ )
ポップコーンパパのUCW店(USJの近く)の店舗は、
昨年同月比130%をずっと続けているそうです。
その秘訣は一体何なのか?
大きな要因はブランディングです。
企業としての方向性をはっきりと示します。
そして、要素の一つとして「パッケージ」があります。
企業のブランディングの方向性をしっかりと表しています。
ポップコーンパパのもっとも喜ばせたい人(ペルソナ)は
37歳 女性 子供2人の方です。
お母さんが喜ぶことって、何でしょう?
それはやっぱり、「子供の喜ぶ顔」でしょうね。
じゃあ、ポップコーンパパのパッケージはどうするのか?
キャラクターをつけて、子供が喜ぶようにする。
思わず遊びたくなるような段ボールにするなど、いろいろあります。
その手法の一つとして、こんなシールがあります。
「キャラクターシール」です。
こんなのが入っていたら、子供は喜びますよね!
ハッキリ言うと、コスト高です。
もちろん余分な資材がかかっている訳です。
でも、そうじゃないんです。
お客さんの心に残ることが大事なんです。
お客さんの心に残るということは、
また注文してくださる可能性が高まるんです。
ヘビーユーザーの中には、
子供がシールを顔に貼って遊んだりするそうです。
さらにそれをソーシャルメディア(ブログやフェイスブック)などに流す人も出てきたそうです。
口コミ効果もありますね。
37歳の子持ちの女性を喜ばせるために。
つまり、お子様を笑顔にするために。
ポップコーンパパのパッケージには一貫性を持って
「子供を喜ばせる」仕掛けとパッケージがあるんですね。
だから、本当に喜ばせたい人(ペルソナ)が喜ぶんです。
そして、リピートするんです。
昨年同月比130%を達成するんです。
あなたの会社でペルソナ、あるいはターゲットは明確でしょうか?
そして、その人を喜ばせるパッケージに、店舗に、制服に、名刺に、一貫性を持ってなっているでしょうか?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。