【パッケージの善悪?】~既製品パッケージとオリジナルパッケージ~
「石原軍団」こと
「石原プロモーション」って
今年1月に
「解散」してたんですね。
…知らんかった(汗)
その後継として
俳優の舘ひろしさんが
「舘プロ」を2021年4月1日に
設立するそうです。
と語っておられます。
それにしても、
「石原プロ」と言えば
石原裕次郎さん
渡哲也さん
神田正輝さん
舘ひろしさんと
どのかたも
自分の「キャラクター」を
確立してますよね。
ボクはよく
「商品のキャラクターを
確立するためには
オリジナルパッケージを使おう」
と言います。
そう言うと
「既製品パッケージは
使ってはいけないのですか?」
と言われることもあります。
いえいえ、
そこまで極端には言ってません。
本日のブログでは
パッケージの善悪と言うか
「既製品パッケージと
オリジナルパッケージの
メリットとデメリット」
を考えてみます。
まずは、既製品パッケージ。
【既製品パッケージ】
<メリット>
1)小ロットで買える
2)在庫場所が少しでいい
3)支払いも少ない
4)カタログから選び楽しみがある
5)いろいろなパッケージを試せる
6)1~3日くらいで届く
<デメリット>
1)同業他社が同じものを使ってたりする
2)サイズがぶかぶか(あるいはキツキツ)
3)自社アピールができない
4)自社を表現するために、シールを貼ったり、スタンプしたり、手間がかかる
5)シールの分だけ、費用がかさばる
6)スタンプの手間の分だけ、人件費がかかる
なるほど。
色々なメリットと
デメリットがありますね。
では、オリジナルパッケージ。
【オリジナルパッケージ】
<メリット>
1)自社アピールできる
2)サイズぴったり
3)シール貼り、スタンプ押しなどの内職が不要
4)ブランド力がつく
5)シールやスタンプ不要
6)他社商品と識別できる
<デメリット>
1)ロットが大きい
2)在庫場所がいる
3)版代・型代など別途費用が掛かる
4)金額も既製品より増える
5)気軽に変更・修正できない
6)ある程度の納期がかかる
(シールで1週間程度、ラミ袋などは3~4週間程度)
こんな感じですね。
パケマツとしては
「商品のキャラクターを
確立するためには
オリジナルパッケージを使おう」
ということを推奨してますが
もちろん、時と場合に寄るんですよ。
メリットとデメリットを考えて
「御社の一番の課題は
ブランド力でしたね。
今回は無理してでもぜひ、
オリジナルパッケージを作りましょう」
と、オリジナルパッケージを
薦める場合もあれば
「今回はイベント商品です。
小ロットなので
今回は既製品パッケージ、
シールを貼って対応しましょう」
と、既製品パッケージと
シールの組み合わせという場合もある。
その会社、
そのお店
その段階などの事情によって
メリットとデメリットの
項目の優先順位が
変わってきますから。
最初、既製品を使って、
売れるようになったら、
オリジナルパッケージにするとか。
既製品パッケージ、
オリジナルパッケージ、
あなたは今、どの段階でしょうか?
本日のブログが
あなたのお役に立てたら幸いです。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。