【他業種パッケージに学べ!リップスティックパッケージはもはやPOPやディスプレイと同様!】
【他業種パッケージに学べ!リップスティックパッケージはもはやPOPやディスプレイと同様!】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
「パッケージはモノ言わぬセールスマン」
そのように呼ばれ、店頭では大活躍します。
店頭でフルタイム24時間365日、
営業マンやマネキンさんが商品の良さを伝えることは不可能です。
だから、パッケージに活躍してもらう必要があるんですね。
「スキンピース モイストリップバター」
これって、リップクリームなんですけど、すごいでしょう?
パッケージに比べ、本体が小っちゃい(笑)
オマケにように見えてしまうくらいです。
パッケージの形状としてのメリットは3つです。
①陳列スペース
吊り下げできるので陳列スペースは意外と少なくて済む
②認知スピード
変形パッケージなので覚えてもらいやすい
(人は商品名より先に形を覚える http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11359734028.html )
③情報量
もはやPOPやディスプレイと同じ!たくさんの情報を伝えることができる!
ちょっと③情報量を深めて、よくよく眺めてみるとこんなにたくさんの情報を書いてますね。
まずは「安全性」です。
●食べ物成分100%
●放射能検査済み
●一切使用していません 合成保存料、鉱物油、・・・
こういった「安全性」を訴えることをしております。
さらに「どんな時に使って欲しい」という「体験シーン」を伝えてますね。
●唇の7大乾燥に24時間対応 ガサガサ、荒れ予防、つっぱる、かさつき、キメ乱れ、ハリがない、くすみがち
●食事の時も!キスする時も!
●トドメは、お母さんが赤ちゃんにキスする写真!
これで「子供にだって安らぎを与えるんだ」というような「体験」を想像させてくれます。
冒頭にも書いた通り、「これって商品はオマケ?」と言わんばかりのパッケージの大きさです(笑)
でも、化粧品や医薬品ではこう言ったパッケージが増えているのも事実です。
なんでそんな風になるんでしょう?
それは消費者が情報を求めているからです。
特に高額品や、自分自身、あるいは家族の健康に関わるような商品であればなおさらです。
可能な限り、パッケージで伝えることが、お客さんに心にも「安心」「体験」などの花を咲かせることができますね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。