【「パナソニック panasonic」と「エネループ eneloop」パッケージ変遷を考える】
【「パナソニック panasonic」と「エネループ eneloop」パッケージマーケティングで変遷を考える】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
皆さん、「エネループ」はご存知ですよね?
何度も何度も繰り返し充電して使える乾電池です。
この「エネループ」が4月からパッケージリニューアルです!
大きく変わるのは「パナソニック」か「エネループ」かです。
新デザインは「パナソニック」のロゴが大きく表示され、
その下に小さく「エネループ」が表示されます。
企業ロゴ>商品ロゴ
この構図になる訳です。
ネット上での評判はおおむね悪いですね。
「えぇ~、エネループって分からないよ」
「普通の乾電池と間違って捨ててしまいそう」
でも私は違う考え方もあると思うんですよ。
「パナソニック」は今は苦しんではおりますが、世界的なブランド企業です。
この「パナソニック」をもっとしっかりアピールしていこうという、
意図的な狙いがパッケージに現れていると思うんです。
商品認知の進み方は3段階で進みます。
①パッケージの色
②パッケージの形
③ネーミング
(詳しくはこちら http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11359734028.html )
「エネループ」は既に、
①パッケージの青色
②パッケージの独特の形状は認知されております。
③ネーミングで商品名が多少、小さくなっても、
問題ないと判断したのかも知れません。
だから、「パナソニック」の企業名を大きくしたのでしょうね。
私は好意的に見ております。
みなさんは如何でしょう?
4月からエネループがどうなるか、パッケージマーケッターとして見守っていきたいと思います。
※
本日のネタは「あーびん」こと、アービンズ 松本英次社長に教えて頂きました!
前回の「MINI」ネタも含め、有り難うございます。
松本英次さんに教えて頂いたネタ
①
http://search.ameba.jp/search.html?q=MINI&aid=p-matsuura
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。
1 件のコメント
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エネループはそのデザインだけでなく、アフリカの無電化地域を支援するために開発されたエネループランタンなど、理念と共にある商品。
エネルーピーなど、周辺グッズの充実し、ファンの多い商品でもあります。
今回のデザイン改訂がどういう結果を生むのか、我々も注目しています^^