【ネーミングこそ 差別化の一歩目】
ついにまた来ますね。
3回目の「緊急事態宣言」
東京、大阪、京都、兵庫の4都府県に
4月25日から5月11日までかぁ。
ちょっと前まで
「まん延防止等重点措置」
略して「まん防」で
すんでたのになあ。
ところでこの「まん防」
緊張感を欠くので、この呼び方は自粛
なんて批判もありましたね。
まぁ、確かに
お魚のマンボウを連想して
かわいい雰囲気がありますもんね。
現在、報道では
略していうのを控えているそうです。
最初っから
真面目なネーミングにしたら
全然、問題なかったのにね。
本日のお話は
ネーミングこそ
差別化の一歩目
というお話で行ってみよーーー。
あなたがもしお弁当屋さんで
こんな弁当があったら
なんてネーミングにしますか?
ううーーーーん。
普通に考えたら
「幕の内弁当」でしょうね。
ただ、世の中に
「幕の内弁当」って
一体、何種類くらいあるんですか?
競合はめちゃめちゃ多いですよね。
「えー、そんなこと言っても
幕の内弁当は幕の内弁当だし」
ってお方の気持ちも分かります。
他に思いつかないですよね(汗)
・・・と思ったら
「築地青木」さんがやってくれました!
会議活性化弁当
というネーミングです。
「なに?それ?
どういうこと?」
って感じなんですけど
築地青木さんの
「このお弁当が少しでも
御社の業績向上にお役に立てないか」
という思いが込められています。
理由は蓋を開けると。。。
お、メッセージがある。読んでみると
要約すると
・脳を活性化させる成分
・精神的な疲れを取る成分
・胃もたれしない
・咀嚼による脳を活性化
などの効果がある弁当だということ。
だからこそ「会議活性化弁当」!
さらに楽しい仕掛けが
このメッセージカードの
裏側に書いてある「言葉のデザート」です。
迷ったらどっちが面白いかで決める
いいことも悪いこともイメージは現実化する
どんな困難も、それは乗り越えるためにある
おー、なんか楽しい!
会議を応援してくれてます。
「今、会議が煮詰まってるけど、
『どんな困難もそれを乗り越えるためにある』のか。
よし、午後は乗り越えよう」
なんて気にさせてもらっちゃいますね。
こんな感じで40種類くらいの
「言葉のデザート」があるそうです。
会議活性化弁当
そんなネーミングにするだけで
幕の内弁当とは大きく差別化できますね。
「いやいやいや、松浦さん。
そんなこと言っても
うちのはどう見ても
『からあげ弁当』でしかないよ」
なんてメニューもあるかも知れません。
定番メニューはそれでいいかと思います。
でも、その時に
カフェカフスさん!
こちらのお弁当に
どんな名前が付けられたでしょうか?
からあげ&ハンバーグ弁当?
普通につけたら、そんな感じ。
でも、こんなネーミングでした。
業績アップ弁当
「ん?どういうこと?」
って感じですが、
これは徳島経営研究会で
「業績アップの勉強会」を開催したあとに
「みんなが同じカフェカフスの
テイクアウト弁当を
食べながらzoom懇親会をしよう」
ということで販売されたもの。
その時に、カフェカフスさんが
オリジナル弁当を作ってくれて
「業績アップ弁当」とネーミングされました。
これだけでも
「せっかくの特別メニュー
なんだから買いに行きたい」
って気にさせてくれますよね!
シーンに合わせたネーミングか。
なるほど。
本日のお話は
ネーミングこそ
差別化の一歩目
というお話でした!
あなたの商品やサービスの
ネーミングを一度、
見直してみるのもいいかも知れません!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。