【発売2カ月で1億2000万本!日本国民が全員飲むくらい売れたアサヒ ワンダモーニングショット】
【発売2カ月で1億2000万本!日本国民が全員飲むくらい売れたアサヒ ワンダモーニングショット】
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
私は朝は強い方です。
2002年10月発売のアサヒ「モーニングショット」!
同年12月までの2カ月で約1億2000万本販売!
なんと、日本国民一人が一本飲むくらい売れた大ヒット商品!
現在でも異例の月間3億本ほど売れているそうです。
なんでそんなに売れたのでしょう?
それはズバリ「朝専用」というキーワード!
缶コーヒーの価値を「味」に求めたのではなく、
「朝、すっきりと目覚めたい」や、
「一日のスタートの活力にしよう」などの、「時間」に変えました。
味が特別変わったのか?
製法に恐ろしくこだわったのか??
そんなことはありません。
ネーミングとパッケージを変えただけです。
「朝専用」などというと、「朝しか売れないのでは?」と思われてしまいます。
しかし、こうやってターゲットを絞り込むことで、売れたんですね。
もちろん、「朝に缶コーヒーを飲む人が約7割」というリサーチもあったそうです。
マーケティングの世界では「狭めれば広がる」という言葉もあります。
勇気を持って絞り込んで、新しい顧客を獲得してみませんか?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。