【地球資源の循環 食品ロスの削減 パッケージの役割】
おはようございます。
パッケージを変えただけで
売上8倍!単価5倍!
“売れない”を“売れる”へ変える
パッケージマーケッターの松浦陽司です!
SDGsだ!
持続可能だ!
消費者志向だ!
パッケージの求められる役割が
単なる「商品の保護」から
大きく変わってきています。
本日のテーマは
地球資源の循環
食品ロスの削減
パッケージの役割
で、行ってみよーーー!
本日は無印良品(良品計画)さんの
取り組みを紹介させて頂きます。
(今回は、パケマツ自社事例ではないです)
飲料のパッケージについて
ペットボトルを廃止
アルミ缶に変えるとのこと。
2021年4月23日(金)より
移行開始されています。
(現在は併売中)
いやーー。
飲み物って、シズル感が大事なんですよ。
パッケージがペットボトルで
中身が見えること。
これが大きなポイントでした。
「このお茶の色、奇麗、美味しそう」
「間違いなく、オレンジジュースだ」
なんて感じです。
ところがアルミ缶になると
中身が見えなくなります。
ひょっとしたら
無印良品の飲料の
売上が落ちちゃうのでは??
そんなリスクを背負ってでも
無印良品が
ペットボトル廃止が
アルミ缶への変更に取り組む理由。
大きく2つです。
1)地球資源の循環化
2)廃棄物削減
順番に解説すると
1)地球資源の循環化
・アルミ缶はキャップと本体分別不要の単一素材
・アルミの国内のリサイクル率は約98%
・缶から缶への水平リサイクル率は約67%
確かに。
ペットボトルはキャップとラベルを
分別しないといけないのが面倒だし
リサイクルの観点で言うと
「?」マークなところもあります。
ところがアルミ缶にすると
廃棄はゼロに近い!
地球資源の循環化になってます。
2)廃棄物削減
・アルミ缶は遮光性が高い
・炭酸ガスが抜けにくい
こんな特徴があるんですね。
つまり、どうなるかと言うと
「賞味期限を伸ばせる」
ってこと。
賞味期限をお茶なら40日、
炭酸飲料なら90日伸ばせちゃうんだって。
これによって
「賞味期限切れで捨てちゃう飲料」
が確実に減るってこと。
飲料の廃棄物が減って
食品ロス問題の解消につながりますねーー。
パッケージの役割って大切!
また後日、パケマツの取り組みも
ブログで紹介していきたいと思います。
本日のテーマは
地球資源の循環
食品ロスの削減
パッケージの役割
でした!
あなたの身の回りに
持続可能なパッケージはありますか?
あったら教えてくださいね(^^♪
<おまけトーク>
無印良品の企業理念
「良品」ビジョン
これがカッコいいんですよね。
「良品」には、
あらかじめ用意された正解はない。
しかし、自ら問いかければ、
無限の可能性が見えてくる。
ううーーーーん、なるほど。
今回のパッケージ変更も
「ペットボトルのままでいいのか?」
と、自らに問いかけた結果
アルミ缶の可能性がでてきたんでしょうね。
理念の体現、さすがです。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。