そこにシビれる!あこがれるゥ! 「チラシ的」or「ブランド的」 憧れるパッケージの作法
商品の説明もパッケージに
あれもこれも書きたいのは分かります。
でも、それじゃ情報過多(汗)
パッケージによって
情報を伝えない方がいいこともあります。
伝えた方がいい場合と
そんなに伝えない方がいい場合と
今日はそんな違いのお話です。
おはようございます。
パッケージを変えただけで
売上10倍!単価5倍!
“売れない”を“売れる”へ変える
パッケージマーケッターの松浦陽司です!
本日のお題は
そこにシビれる!あこがれるゥ!
「チラシ的」or「ブランド的」
憧れるパッケージの作法
で、行ってみよーーー!
連日、盛り上がっている東京オリンピック!
昨日はレスリングで
文田健一郎選手が惜しくも「銀」
いや、それでも素晴らしいです。
おめでとうございます!
ところで、レスリングのユニフォーム。
あれが、今、問題になっています。
レスリングの試合着「つりパン」恥ずかしい?
こんな記事を見ました。
たしかに、「つりパン」
正式には「シングレット」と言われる
このユニフォーム!
・・・ボクは着たくない(汗)
まだ、最近のはマシで
昔は「乳首丸出し」でしたから(汗)
「ユニフォームが嫌で、競技を辞める」
そんな人もけっこういるんだとか。
かつて、ナチスドイツが
「憧れる軍服」にこだわった様に
レスリングも
「憧れるユニフォーム」が
求められる時代なんですね。
そして、商品には
「憧れるパッケージ」が
求められています。
昨日は
宣伝力優先?ブランド優先? パッケージの「2つ」の意味
という記事を書きました。
パッケージには
1)チラシ的要素
2)ブランド的要素
この2つがあるというお話でした。
でも、これはすべての
パッケージに言えるかと言うと
違う場合もあります。
例えば次の3つの
パッケージをご覧ください。
おはなキャフェの「リップフィナンシェ」
スポンジ革命で食器洗い革命
ふじやグループの大学芋パッケージ
この3つは、パッケージを見ると
商品の特徴がよく分かるようになってます。
「チラシ的要素」の高いパッケージですね。
ところが、次の3つはどうでしょうか?
山のせさんのお弁当袋
本家かもめ屋さんの紙袋
宮崎商店さんの野菜共通袋
山のせさんと、かもめ屋さんは
ロゴや社名だけ。
宮崎商店さんは
キャラクターと「徳島産」だけ。
「チラシ的要素」はほぼなく
「ブランド的要素」が高いです。
これは実は
「パッケージの役割」に違いがあります。
チラシ的要素の強いパッケージは
「個包装」のパッケージが多いです。
直接、商品を包んでいるパッケージですね。
ブランド的要素の強いパッケージは
「共通パッケージ」が多いです。
レジ袋や、紙袋だと
中身に何が入るか分かりませんしね。
宮崎商店さんの「共通袋」は
個包装なんですけど
どの野菜が入るか分からないからです。
つまり
チラシ的要素・・・中身が何か固定されている
ブランド的要素・・・中身が何か固定されていない
こんな場合で、使い分けてもいいですね!
本日のお題は
そこにシビれる!あこがれるゥ!
「チラシ的」or「ブランド的」
憧れるパッケージの作法
でございました!
あなたの今日一日が
シビれるような一日でありますように(^^♪
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。