【モスバーガーのブランドアイデンティティとブランドイメージをがっつり一致させるパッケージ】
【モスバーガーのブランドアイデンティティとブランドイメージをがっつり一致させるパッケージ】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
モスバーガーといえば、どんなイメージをお持ちでしょうか?
なんとなくでいいんです。
考えてみてくださいね。
素材にこだわってそう。
食材が安心。
環境にもよさそう。
美味しい。
なんてキーワードがでてくると思います。
MOS(モス)とは、
Mountain(山)・Ocean(海)・Sun(太陽)の頭文字をつないだもの。
「山のように堂々と」
「海のように深く広い心で」
「太陽のように燃え尽きることのない情熱を持って」
事業に取り組んでいく精神が込められています。
ということらしいです。
自然に優しい感じが伝わりますね。
モスもブランドアイデンティティとして「自然に優しい」ということを伝えます。
消費者にも「自然に優しいだろう」というブランドイメージが伝わっています。
企業の伝えたいアイデンティティと、
消費者が思ってくれるイメージが、
がっつりイコールになるということ。
これが非常に大切なんですね。
そのための企業努力が必要です。
モスのアイスコーヒーのパッケージです。
デンプンを主権料とした「バイオマスプラスチック」を使用した
環境に優しいパッケージです。
企業の判断軸の一つに「価格」があります。
ハッキリ言って、バイオマスプラスチックのパッケージは、普通のパッケージより高いです。
でもモスバーガーの重要な判断軸は「自然に優しい」です。
多少高くっても、バイオマスプラスチックが選ばれる訳です。
自社のブランドアイデンティティは?
重要な判断軸は?
考え直すと、パッケージも変わってきます!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。