【イタリアワイン「アリアーニコ デル ヴルトーレ」は蜘蛛のパッケージラベルだけで会話が弾みます】
【イタリアワイン「アリアーニコ デル ヴルトーレ」は蜘蛛のパッケージラベルだけで会話が弾みます。】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
先日、神戸に行った時によく行く
ビストロ近藤亭(http://www.asahi-net.or.jp/~pp6r-ys/kobe/rest/kondotei/mein.htm)でのお話です。
イタリアワイン
「アリアーニコ デル ヴルトーレ」
なんと、雲がぶら下がっているようなパッケージラベルです。
(ワインを注いだ時にぶら下がっているように見える)
「これ蜘蛛ですか?なんでこんなパッケージなんですか?」
ソムリエの「ありさん」に質問してみました。
すると、ありさんは答えてくれます。
「これは蜘蛛です。
蜘蛛というのは益虫なんです。
他の悪い虫を食べてくれるんですよ。
ところが農薬などを散布してしまうと
蜘蛛もいなくなってしまいます。
蜘蛛もいない農園で採れたワインはやっぱり美味しくない。
蜘蛛のいる農園というのがこの農園の誇りなんです」
こんな風に答えてくれました。
いやー。
面白い!
ラベルパッケージだけでここまで語れるんですね!
お客さんと語れるだけのストーリーを
パッケージに込めることもパッケージマーケティング®において重要です!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。