【「ダノンビオファン投票第1位!」が、・・・あれれ?何個もあるぞのパッケージマーケティング】
【「ダノンビオファン投票第1位!」が、・・・あれれ?何個もあるぞのパッケージマーケティング】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
前回、「ビオのファン投票第1位
ダノンビオ脂肪0 アサイー&ラズベリーミックス」の話をしました。
パッケージ右下に燦然と輝く「No.1」の文字が、
お客様の目に留まり、買う動機になりやすいということでした。
そして、あれれ??
こちらも第1位ですね。
ダノオのファン投票第1位
ダノンビオ脂肪0 アセロラ&ベリーミックス味です。
おかしいですよね?
なんで1位が2つも?
・・・と思ったらまだありました!
ビオのファン投票第1位
南国デラックスフルーツ味です。
1位が3つ???
まだまだあります(笑)
ビオのファン投票
ダノンビオ脂肪0 はちみつ&りんご味です!
「4つも1位があるなんておかしい!
1位は一つだけなんじゃ???」
実はこれ、種あかしをすると、
2013年のファン投票第1位が「アサイー&ラズベリーミックス」
2012年のファン投票第1位が「アセロラ&ベリーミックス味」
2011年のファン投票第1位が「南国デラックスフルーツ味」
2010年のファン投票第1位が「はちみつ&りんご味」
だったんですね!
ほら?
よく見るとパッケージの右下にきっちりと年代が書いてます。
これだと毎年「No.1」が増えて行きます!
一番商品が毎年増えるって面白い!
こういうパッケージマーケティング戦略も面白いですね~。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。
2 件のコメント
SECRET: 0
PASS:
はじめまして。akiと申します。今後もよろしくお願いします。
ヨーグルトのパッケージですけど、面白い試みですね。この第1位という商品は4つありますけど、これは4つが同時に店頭に並んでいるんですか? 確かに1つだけ第1位と書いてしまえば他社の商品のみならず、自社の他の商品の売上までもが第1位の商品に流れるので、損得勘定的には微妙になりますよね。
でも商品4つに1位と書いておけば他社の商品への優位性もアピールできるし、自社商品の売上の奪い合いも防げる。しかも1位になった年も違うので誇大広告にもならないと。よく考えましたね。
SECRET: 0
PASS:
>akiさん
コメントありがとうございます。
私は2つ並んでいるのを確認したことがあります。
たぶん、4つ並んでも問題はないのかと(笑)