【消費税増税に備えて「土俵ずらし」で利益率を改善しよう。「隅田屋米」のパッケージ】
【消費税増税に備えて「土俵ずらし」で利益率を改善しよう。「隅田屋米」のパッケージ】
おはようございます。
世界初、徳島初、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
昨日に引き続いて、消費税増税に対するパッケージマーケティング®話です。
お米って基本的に「kg」単位で販売されています。
でもお茶碗何杯分か分からない!
じゃあ、分かりやすい単位にしちゃいましょう!
・・・ということで、隅田屋商店の「隅田屋米」ではこのように表示してます。
隅田屋米 六合 パッケージ
「kg」でなく、「合」でパッケージしたのはもちろん分かりやすいようにです。
家庭で使われる方に配慮したものです。
ところで、お米1kgの値段ってどのくらいか分かりますか?
だいたい400~500円くらいですね。
では、お米1合は何円か分かりますか?
うぅ~ん、よく分からないですよね。
実はここがパッケージマーケティングのポイント!
単位をずらすことによって、相場の価格が分からなくなる!
つまり、値段を自社で決定できる訳です!
「土俵ずらし」で価格の決定権を持つことができる訳ですね。
量の単位は色々あります。
m
㎝
kg
g
合
回分
個入
人分
「土俵ずらし」で利益率改善、消費税増税対策のパッケージマーケティングですね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。