値引きは麻薬 パッケージの力で 適正利益を確保せよ
値引きしないと
売れなかったり
取引してくれないんじゃないか?
そんな強迫観念から
適正な利益が付けれず
ついつい、値引きしてしまう。
でも、その値引き
ちょっと待った!
例えば、10%値引きしたら
売上はどれくらい
上げないといけない?
1)10%値引きだから、売上110%でばっちり!
2)いや、もうちょっと130%くらい?
3)それ以上?
おはようございます。
パッケージを変えただけで
売上10倍!単価5倍
“売れない”を
“売れる”へ変える
パッケージマーケッターの
松浦陽司です!
本日のお話は
値引きは麻薬
パッケージの力で
適正利益を確保せよ
で、行ってみよーーー!
2021年の大晦日開催の
「RIZIN」にて
ヤラセがあったんですね。
いや、ヤラセなんか
“半”ヤラセみたいなんかな。
あまり格闘技は詳しくないので
深くはコメントしませんが
ヤラセって、
自分の信頼や信用を
“値引き”する行為ですよね。
信頼や信用を取り戻すのに
いったい、どれだけかかるのか?
110%の努力や
130%の誠実さで
取り戻せるものとは思えません(汗)
2倍、3倍の謝罪や
これからの生きる姿勢が
必要になってくるでしょう。
これは実際の金額の
値引きにも同じことが言えます。
例えば、例えば
あなたがお菓子屋さんだったとして
1個100円のお饅頭作るのに、
50円の原価、
そして30円の経費がかかっていたとします。
すると1個当たりの利益は
売価 100円
-原価 50円
-経費 30円
=利益 20円
20円ってことになります。
この饅頭が
1日に100個売れていたら
1日当たりの利益は
20円×100個=2000円
じゃあ、実験的に
10%値引きしてみましょう!
1個90円で販売!
原価や経費は変わりませんので
売価 90円
-原価 50円
-経費 30円
=利益 10円
1個当たりの利益が
10円になっちゃいました。
・・・ん?
値引き前は20円の利益だったで
半分になってますね(汗)
同じ100個売れたとしたら
10円×100個=1000円
利益額が半分に(汗)
(当たり前ですが)
値引き前と同じ
1個当たり2000円の
利益を上げようと思ったら
値引き後は
2倍の200個売らないとダメ!
なんと、10%値引きするだけで
売上は2倍にしないと追いつかない!
※あくまでモデルの
利益率の場合です。
実際には自社の
利益率に置き換えて考えてね!
計算上、これですが
実はもっと悲惨なことになります。
1日100個売っていたのを
200個売るようになるので
忙しさ2倍!
バイトを増やさないといけない。
社員を残業させてないといけない。
経費はもっと増えて
もっと儲からない。
例えばこんな感じ
売価 90円
-原価 50円
-経費 35円(人件費が5円増えたとする)
=利益 5円
うわっ!
これじゃ、同じ2000円
稼ごうと思ったら
4倍の400個売らないといけない(汗)
それじゃ、足りないよね。
もっと経費がかさむよね。
400個売るんだったら
広告宣伝費とかにも
投資しないと、お客さんが来ない!
すると、また利益率が変わる。
売価 90円
-原価 50円
-経費 39円(広告宣伝費に4円追加)
=利益 1円
うおーーー!
今度は2000個売らないといけない!
最初100個でよかったのが
2000個売らないといけない。
20倍も売らないと
10%の値引きを取り戻せないなんて!
こんなことにならないように
「値引き」せずに販売するってこと
めっちゃ大切だと思いませんか?
「暴利をとれ」とかは
言ってないんです。
「適正価格」にする
必要があるんですよね。
パッケージの力で
実はそんなことができることがあります。
例えば、3パターン
①パッケージ入数変更
5本入り500円
(1本あたり100円)
だったういろを
3本入り250円
(1本あたり125円)
に変更し
「買いやすい」という
価値を付けて
1本あたりの単価を上げる。
②パッケージリニューアル時価格変更
パッケージリニューアル時に
内容量と価格を見直し
適正量と、適正価格に戻す。
③パッケージ人件費削減
売値を上げるのが無理なら
経費を下げることを考える。
人件費をかけていた
パッケージの貼り付け内職を
パッケージに印刷して
内職不要にする!
人件費を削減する。
例えば、とうふ屋うかわさん
↑
beforeパッケージ
一般的な、無地のフィルムに、
その後にシールを貼るというもの。
無地のフィルム代に
シール代に
貼り付け内職代がかかっていた。
それを
↑
afterパッケージ
「お豆腐屋さんのもめん」
オリジナルパッケージにすることで
シール代と内職代が不要に!
他にも
大手の事例としては
こんな4つの方法もあります。
パケマツでは
パッケージによる
売り上げアップ法もお話しますが
このようなパッケージによる
経費削減などの相談も
承っております。
よかったら、気軽にお声がけくださいね。
zoomで一度、お話しましょう。
2倍、4倍、20倍売っても
儲からないなんて状況から
一緒に抜け出しましょうね。
本日のお話は
値引きは麻薬
パッケージの力で
適正利益を確保せよ
でございました。
あなたの今日一日が
適正価格確保の
一日でありますように。
パッケージ松浦では
「売れるパッケージ」を
お客様と共に開発しております。
パケマツの採用事例を
ぜひ、ご覧くださいませ(^^♪
https://www.p-matsuura.co.jp/result
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。