【伝統は守るだけではない。進化させることが必要なのだ。虎屋のスティック羊羹パッケージ!】
【伝統は守るだけではない。進化させることが必要なのだ。虎屋のスティック羊羹パッケージ!】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
伝統!
・・・といえば、守るもの!
そんな印象がありますね。
虎屋!
・・・といえば、伝統ある羊羹屋です。
でも、進化し続けています。
例えば、パッケージサイズ。
昔は羊羹といえば「1本」というのが伝統であり、当たり前。
でも、
●1本って一人でなかなか食べられない。
●核家族や一人暮らしの人が増えた。
(3人以下で暮らす世帯割合84.7%の記事はこちら http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11352585935.html )
●包丁面倒、手軽に手で食べたい。
●保存が面倒だ。
そうなると、パッケージも進化しなければなりません。
それが「スティック型パッケージ」です。
こうやって、手で持って、
●包丁要らずの手軽さ
●一人にちょうどいい食べきりサイズ
見事に「伝統の味」を守りながらも、「パッケージの進化」でお客さんのニーズに答える訳です。
「うちのこの商品はこのパッケージ」と
固定概念に囚われていると「伝統」が「悪習」になってしまいます。
伝統は守りながらも進化し続けなければいけませんね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。