売れるパッケージを作るにはたった2つ 「3C分析」と「ポジショニング」
同じ商品を
同じお客様に
同じ価値で販売すると
どうしても価格競争になってしまう。
しかも売り場まで同じだったら
最悪の状態ですね(汗)
この状態から
抜け出す鍵ってなんだろう?
それが2つあります。
おはようございます。
パッケージを変えただけで
売上10倍!単価5倍!
“売れない”を
“売れる”へ変える
パッケージマーケッターの
松浦陽司です!
本日のお話は
売れるパッケージを作るにはたった2つ
「3C分析」と「ポジショニング」
で、行ってみよーーー!
3C分析って聞いたことありますか?
簡単に説明しますね。
顧客 Customer
競合 Competitor
自社 Company
3つの円で考えるんですけど
それぞれの頭文字「C」をとって
3C分析って言われてます。
・顧客が欲しいもの
・競合ができること
・自社ができること
この3つの重なりを考えます。
例えば、あなたが
ケーキ屋さんの店長だとします。
お客様から
「あなたのケーキの
価値はなんですか?」
と聞かれて
あなたがもし
「美味しいんです」
と答えたとしたら、、、アウトです!
なぜなら、競合店も
「美味しいんです」
と答えています。
つまり、お客様から見たら
「同じ美味しい」という価値なんだから
「だったら安い方がいいじゃん」
ということになり
これが価格競争の始まりなんです。
「同じ価値」を売るって
実は恐ろしいことなんです。
でも、あなたは言いたいかもしれない。
「ケーキだったら旨いとしか
言いようがないじゃないか?
他に何を言えって言うんだよ!」
でも、考えてみて!
他にもきっと、
違う価値を生み出せる!
例えば
「うちは私がケーキに絵が描けます。
プリキュアでも、ポケモンでも、
なんだったらその人の写真があれば
似顔絵だって、ケーキに描けますよ」
となれば、
それってめっちゃ強みですよね。
こんな風に、競合他社と
違う強みを出していかないといけない!
パケマツが徳島漁連さんから
「ひじき」のパッケージリニューアルの
依頼を受けた時のお話です。
ビフォーパッケージがこちら
↓
なかなかの「ひじき」感満載です。
「このひじきの特徴は?」と聞くと
「完全に徳島県産です」とのこと。
へー、すごい!
そして、
どこで販売しているのか聞いてみると
「スーパー」で販売しているとのこと。
そこで早速、スーパーに行って
他のひじきも見てきました。
いろいろありましたが
「海外産のひじき」ばかり。
パッケージの色はなんだか
青、白、緑、黒など
「ザ・海産物」な色使い。
筆文字とかで
「ひじき」って書いてある
文字だけパッケージ。
明らかにシニアがターゲット!
でも、店内は
若い主婦もたくさんいます。
そこで3C分析で
こんな風に考えました!
他社が「海外産」なら
自社は「徳島産」!
他社が「海産物色」だったら
自社は「独特色」!
他社が「シニア層」狙いだったら
自社は「若い主婦層」!
他社が「文字だけ」情報なら
自社は「イラスト」情報!
と言うことで
ポジショニングにして整理すると
こんな感じになる。
ビフォーパッケージを見る前に
もう一度、
アフターパッケージを見てみると
こんな感じでした。
そして、3C分析、
ポジショニングを経て
出来上がった
アフターパッケージがこちら!
「徳島生まれの 徳島の漁師による とくしま漁連がおすすめする ひじき」
もう、一目見ただけで
徳島産と分かるネーミング!
独特の朱色を使って、
海産物売り場で目立つように!
文字だけじゃなくって
イラストもふんだんに使って
若い主婦層に
「子育てママ応援」とメッセージ!
こんなパッケージに生まれ変わりました。
一気にスーパーの
取引が増えた上に
徳島のお土産物として
道の駅、サービスエリア
お土産物売り場などで
販売されるようになりました。
こうやってしっかりと
3C分析を行って
競合他社と正反対に位置に
ポジショニングすることを
考えていかないといけませんね!
本日のお話は
売れるパッケージを作るにはたった2つ
「3C分析」と「ポジショニング」
でございました。
あなたの今日一日が
他社と違うポジショニングの
一日でありますように!
パッケージ松浦では
「売れるパッケージ」を
お客様と共に開発しております。
パケマツの採用事例を
ぜひ、ご覧くださいませ(^^♪
https://www.p-matsuura.co.jp/result
パッケージ相談は
こちらまでお気軽に
よろしくお願いいたします。
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。