中身は同じでも パッケージを変え売上アップ 売り場から顧客の価値を探れ
中身は全く同じでも
パッケージを変えると
売り場が変わる!
顧客が変わる!
価値が変わる!
そんなことに
気づかせてくれた
日常の出来事の話。
おはようございます。
パッケージを変えただけで
売上10倍!単価5倍
“売れない”を
“売れる”へ変える
パッケージマーケッターの
松浦陽司です!
本日のお話は
中身は同じでも
パッケージを変え売上アップ
売り場から顧客の価値を探れ
で、行ってみよーーー!
先日、徳島駅から鴨島駅へ
汽車で移動するときのお話。
※徳島では電車は走ってなく
汽車がのどかに走っております。
エキナカコンビニで
友人のT氏が飲み物を購入。
「おしゃれな珈琲飲んでるな」
と思っていたら???
・・・ん???
なんと!
日本酒ではないか!
友人T曰く
「いやー、昼間から移動中に
飲みたかったんだけど
ワンカップだとバレバレだしねー」
ここでピンと来ました。
月桂冠の戦略が!
売り場は
「エキナカコンビニ」
顧客は
「昼間から電車(汽車)内で
酒を飲みたいけど
どうどうと飲むのは
モラル的に、ちょっとなぁ。。。」
と思っている人。
こう想像すると
「おそらく顧客は中身はお酒でも
コーヒーに見えるパッケージにしたら
きっと遠慮せずに飲めるはず」
という発想が出てきます。
その戦略にまんまとハマって
友人T氏は月桂冠「THE SHOT」の
パッケージを手に取ったのですね!
価値はもちろん
「電車(汽車)内でも
恥ずかしがらず
お酒が堂々と飲める」
です!
こんな風に
パッケージを変えるだけで
売る場が変わったり
顧客が変わったり
価値が変わったりします。
こんな風に
「売り場から考える」って
とっても大切な発想です。
パケマツの
パッケージリニューアル事例でも
こんなことがありました。
「菓舗ふくおか」さんの
パッケージリニューアルのお話。
阿波ういろ5本入りで
販売されていました。
↑
ビフォーパッケージ
「撫養街道」(むやかいどう)という
品名で販売されていました。
こちらの商品を
「とくとくターミナル」という
観光バスがよく停まる
徳島のスポットで販売することになり
その時に、とくとくターミナル内で
お土産物屋「徳島県物産館」を経営する
尾崎社長にインタビューしてきました。
「どんなお客様が多いですか?」
すると尾崎社長から
「高速バスの観光客が多い。
そして、基本的には
バスの中で、自分で食べる
ちょっとしたお菓子を欲しがる」
ということでした。
なので、パッケージを
このようにリニューアル!
↑
アフターパッケージ
阿波ういろ3本入り
まず、パッケージの
入数を変えました。
5本入り → 3本入り
これによって、バスの中で
食べきりサイズに変更!
そして、ネーミングも変更。
撫養街道 → 阿波ういろ
撫養街道というのは
菓舗ふくおかさんの
目の前の街道なのですが
残念ながら、徳島県人でも
あまり知られていない街道(汗)
一発で「徳島のお菓子」と分かるように
「阿波ういろ」とネーミングしました。
これのパッケージリニューアルで
売上が3倍になりました!
売り場が、自社店舗から
「とくとくターミナル」に変わることで
顧客が、従来客から
「観光バスの観光客」に変わる。
すると、求める価値が
「大容量」ではなく「食べきり」になる。
こんな風に
中身は全く同じでも
パッケージを変えると
売り場が変わる!
顧客が変わる!
価値が変わる!
ということが起こりますね!
菓舗ふくおかの福岡賢治社長も
とっても喜んでくれました!
お役に立てて嬉しいです!
ありがとうございます。
本日のお話は
中身は同じでも
パッケージを変え売上アップ
売り場から顧客の価値を探れ
でございました!
あなたの今日一日が
あなたの価値が発揮される
一日でありますように!
徳島県物産館(とくとくターミナル内)
http://www.bussankan.jp/
徳島県板野郡松茂町中喜来前原東四番越14−1
088-699-8005
菓舗ふくおか
徳島県鳴門市撫養町南浜字蛭子前東86
088-686-2626
パッケージ松浦では
「売れるパッケージ」を
お客様と共に開発しております。
パケマツの採用事例を
ぜひ、ご覧くださいませ(^^♪
https://www.p-matsuura.co.jp/result
パッケージ相談は
こちらまでお気軽に
よろしくお願いいたします。
↓
お問い合わせフォーム
https://www.p-matsuura.co.jp/company#formArea
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。