【直接、ターゲットに響くパッケージ 「冷え知らず」さんの生姜チャイ 「冷えてる場合じゃない!」】
【直接、ターゲットに響くパッケージ 「冷え知らず」さんの生姜チャイ 「冷えてる場合じゃない!」】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
商品パッケージで、ターゲット顧客に直接訴えることが大事です!
・・・いえ、その前に、どんな顧客をターゲットにするか、明確にしないといけません!
「冷え知らず」さんの生姜チャイ
明確ですね~。
冬の働く女性の悩みといえばオフィスでの冷えです。
ずばり、ターゲットはズバリ、「オフィスで働く女性」(主に30~40代)ですね!
●ネーミング
「生姜でぽかぽか」は昔から知られていることなので、
まずはネーミングの「冷え知らず」と「生姜チャイ」で分かりやすいです。
●キャラクター
そして、まさにターゲット女性であるキャラクター!
安野モヨコさんの「働く女性」のキャラクターを付けることで、
「あ、この商品、私のためにあるのでは?」と気づかせてくれます。
●キャッチコピー
そして、キャラクターが語ります!
「冬だからって、冷えてる場合!?」と、これまたターゲットに突き刺さりますね。
●独自審査基準
残念ながらパッケージ正面からは見えないのですが、
永谷園の独自基準で「生姜度」というのが設けられています。
ちなみに、生姜チャイの「生姜度」は3段階中の「2」です。
(詳しくは http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11494846989.html )
この基準、実は永谷園さんが勝手に言っているだけの度数。
でも、なんとなく「生姜度2なのか~」と思っちゃいます(笑)
ターゲットをまず決める。
すると、ネーミングが決まる、キャラクターが決まる、キャッチコピーが決まる、パッケージが決まる!
・・・そして、伝わる!
「絞り込む」というのを見事に実現したパッケージマーケティングです!
※
この商品はこの冬限定で発売中です!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。