【コカ・コーラの増税対策パッケージマーケティング 種類によってパッケージの変え方も違う】
【コカ・コーラの増税対応パッケージマーケティング 種類によってパッケージの変え方も違う】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
4月の増税がいよいよ目の前に迫ってきました。
ここで、日本コカ・コーラ社が増税により、
パッケージと価格ををどのように変えるのか紹介させていただきます。
大きくは4つの対応です。
●パッケージを変えずに値上げ
●パッケージを変えずに価格据え置き
●パッケージを大きくして値上げ
●パッケージを小さくして価格据え置き努力
順番に説明させていただきます。
●パッケージを変えずに値上げ
たとえば、「コーラ」は自販機などで10円値上げです。
これが一番、シンプルなパターン。
●パッケージを変えずに価格据え置き
たとえば、「い・ろ・は・す」はパッケージも価格も据え置きです。
これはコーラなどの味がついている飲料と違い、
他の商品と差別化ポイントが少ない、
ミネラルウォーター特有の対応といわれております。
●パッケージを大きくして値上げ
茶飲料「綾鷹」「爽健美茶」など500ミリリットルペットボトルの商品を25ミリリットル増量すします。
10円値上げになっても、増量のお得感で相殺するようなパターンです。
●パッケージを小さくして価格も下げる
缶コーヒー「ジョージア」は15グラム減の170グラム入りも新たに発売予定。
そして販売価格を現行より10円安い110円に抑えます。
お客様離れを防ぐ方向に舵を取ります。
予断として、電子マネー対応自販機では、一律5円値引きする販売促進キャンペーンも行われます。
さてさて、あなたの会社は増税にどのように対応するのか?
パッケージを大きくする、小さくする、据え置く。
価格を上げる、下げる、据え置く。
経営者の腕の見せ所ですね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。