【「質問です!商品名って、短い方がいいんじゃないですか?覚えて貰いやすいし!」というご質問】
【「質問です!商品名って、短い方がいいんじゃないですか?覚えて貰いやすいし!」というご質問】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
この間、質問を受けました。
「質問です!商品名って、短い方がいいんじゃないですか?覚えて貰いやすいし!」
私がお答えしたのがこんなこと。
「ネーミングで伝わるようにすることが大切です」
つまり、長くてもいいんです。
今、さまざまな商品が溢れています。
それはもう、過剰なくらいの商品が。。。
消費者は例えば「カレー」といわれても選ぶことができません。
消費者の86.5%は店頭で意思決定をするといわれています。
やっぱり、パッケージでお客さんに伝えないといけません。
例えばこれ!
「じっくりと直火釜で焙煎し、素材の香ばしさを引き出しました。カカオローストオニオンの深みをブレンドした味わいは、まさに香りの逸品です。直火釜焙煎カレーフレーク深みロースト」(ヱスビー食品)
・・・ね!
めっちゃ伝わるでしょう(笑)!
「じっくりと直火釜で焙煎し、素材の香ばしさを引き出しました。あら挽きアーモンドオニオン黒胡椒ガーリックをブレンドした味わいは、まさに香りの逸品です。」
というシリーズ品もあります!
これによって、お客さんに
「この商品がどんなこわだりがあるの?」
「どんな素材を、どんな製法で?」
ということが伝わるわけですね。
単なる「カレー」でなく、圧倒的に他のカレーを圧倒するわけです。
消費者は店頭でパッケージに目を奪われる時間は0.2秒とも言われています。
その0.2秒で、短くて伝わらないより、長くて伝わる。
そんなパッケージマーケティングが大切かと思います。
※
あ、ちなみに
「じっくりと直火釜で・・・まさに香りの逸品です。」
はキャッチコピー。
「直火釜焙煎カレーフレーク深みロースト」
がネーミングです。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。