中小企業でもすぐ真似できる ファミリーマートのSDGsパッケージ プラ削減&コスト削減
環境問題のために
プラスチックを削減する!
…なんて言うけれど
具体的にどうすればいいんだろう?
ファミリーマートの
取り組みに学んでみませんか?
おはようございます。
パッケージを変えただけで
売上10倍!単価5倍!
“売れない”を
“売れる”へ変える
パッケージマーケッターの
松浦陽司です!
本日のお話は
中小企業でもすぐ真似できる
ファミリーマートのSDGsパッケージ
プラ削減&コスト削減
で、いってみよーーー!
ファミリーマートの
パウチサラダのパッケージが変更されました!
具体的にどうなったかというと
内容量は120gそのままで
パッケージの巾を
125㎜→115㎜に縮小したんです。
「なーんだ、たった10㎜か」
と侮るなかれ!
これで年間約4.2万トンの
プラ削減に繋がってます!
実際に時期を
ずらして買ってみました!
左がビフォー。
右がアフター。
なんとなくちょっと小さいような?
縦に並べてみましょう。
おおっ!
完全にアフターの下が小さい!
並べてみると、実感しますね!
パッケージを小さくすることで
使用スペースが削減されて
輸送コストも下がります。
冷蔵費も下がりますね。
でも、なぜ、幅が小さくなってるのに
同じ120g入れることができるのでしょうか?
それが「シール巾」です!
(シール:簡単に説明すると、熱で接着すること)
ビフォーパッケージは
シール巾が左右に各7㎜です。
つまり、
外寸では巾125㎜ですが
内寸では巾111㎜となります。
アフターパッケージは
シール巾が左右に各5㎜です。
つまり、
外寸では巾115㎜ですが
内寸では巾105㎜となります。
外寸では10㎜違ってても
内寸では6㎜しか違わないのです。
あとの4㎜分は
ポテト注入の技術で
カバーしているものと思われます。
こんな風に「シール巾」を
変更することで
・プラ削減
・減スペース
・パッケージのコストダウン
・SGDsの取り組み
などに使えます。
これって、中小企業でも
直ぐに取り入れられるんです。
具体的には
「三方袋」(袋の三方をシールしている袋)
を使っている場合は
直ぐに見直しましょう!
三方袋って、一般的に
シール巾10㎜が使用されています。
これを5㎜にすると
どうなるか?
例えば、150㎜×215㎜の
三方袋の場合で
シール巾を
10㎜ → 5㎜
に見直してみると
外寸150㎜×215㎜(内寸130㎜×205㎜)
↓
外寸140㎜×210㎜(内寸130㎜×205㎜)
で、内寸は変わらず
約8.8%のプラ削減ができます!
これって積み重ねると
大変なことになりますよ。
「えーーー、でも
シール巾を細くしたら
袋が破れちゃうんじゃないの?」
と思った方もいらっしゃると思います。
でも、ボクの経験上、
基本的にはなかなか考えにくい。
徳島の「マストミ」さんの
冷凍ネギトロ袋は
長年5㎜シールで
ご使用頂いてますが
破袋(袋が破れるクレーム)はゼロです!
あ、もちろん導入は
使用テストをしてみてからにしてくださいね!
パケマツに言ってくれたら
5㎜シールのサンプル、
用意させて頂きますよ。
とっても簡単にできる
プラ削減
SGDsへの取り組み
そして
パッケージコスト削減
になるので
ぜひぜひ、取り入れてみてね。
本日のお話は
中小企業でもすぐ真似できる
ファミリーマートのSDGsパッケージ
プラ削減&コスト削減
でございました。
あなたの今日一日が
いいものを真似できる
一日でありますように!
パッケージ松浦では
「売れるパッケージ」を
お客様と共に開発しております。
パケマツの採用事例を
ぜひ、ご覧くださいませ(^^♪
https://www.p-matsuura.co.jp/result
パッケージ相談は
こちらまで。
お気軽にお願いします。
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。