【世の中にないパッケージの形で1ヶ月で40億円! TSUBAKI シャンプーのパッケージ】
【世の中にないパッケージの形で1ヶ月で40億円! TSUBAKI シャンプーのパッケージマーケティング】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
パッケージの形を他社と変えることで、
圧倒的に他社と差別化ができます。
(詳しくはこちら → 形で差別化の記事 http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11881593014.html )
「日本の女性は、もっときれいになれる。」
このようなキャッチコピー!
パッケージの形で圧倒的な差別化を図っている商品が
「TSUBAKI」(ツバキ)です!
こんなシルエットのパッケージは他にないので圧倒的な存在感です!
2006年に発売し、年間目標100億円に対し、
1ヶ月で40億円を売り上げ!
一気にシャンプートップシェアになったという異例の商品です。
(数字はウィキペディアより)
このパッケージが圧倒的なポイントになっていますね。
ただし、形を変なものにすると起こるのが、
●組み立てが面倒になる?
●型代が膨大な金額になる?
●製造の問題
●店頭で積み上げて陳列しにくい?
たくさんの問題が出てくるのも事実です。
ですから、ここは企業姿勢であるとか、
予算など、いろいろ考えないといけませんね。
TSUBAKIのように、変形のパッケージ。
特に上部が大きいパッケージは、不安定になるので、製造上は避けたい形状です。
きっと整形型の料金は相当な金額だったはずです。
製造ラインも変更しないといけなかったでしょうし。
同じスペースに置ける本数も減るはずです。
しかし、資生堂が
「世の中にない新しい商品である」
「他社とは全く異なるシャンプーである」
ことを伝えるために、パッケージ形状も変えたのですね。
もちろん、単価や売り場、
どんな商品化などの都合もあるとは思います。
必ずしもパッケージの形を変えることがいいとは限りません。
それよりも、コンセプトが大事なんでしょうね!
「日本の女性は、もっときれいになれる。」は2013年からのキャッチコピーですが、ここが大事なんですね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。