【色によってブランド力を強化する方法 「熟成の上善水如」純米吟醸に学ぶパッケージマーケティング】
【色によってブランド力を強化する方法 「熟成の上善水如」純米吟醸に学ぶパッケージマーケティング】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
「日本酒のパッケージ」というと、どんなイメージですか?
だいたいが、茶色や緑のビンで、ラベルに筆文字!
・・・なんてイメージですよね。
このイメージをぶち破る日本酒があります。
それが「上善水如」(じょうぜんみずのごとし)です。
ご覧の通り、白を基調に少しのピンク!
これは上善水如が女性向けであるからです。
女性の人気色である、白やピンク!
こちらを前面に出して、
「男性向けじゃないんですよ!女性向けなんですよ!」と伝えています。
男性はピンクはあんまり好きじゃないですからね。
そして、それをさらに強化した商品も生まれています!
「熟成の上善水如」です!
いやー!
完全にピンクですね!
色を見るだけでもう男性向けではない!
完全なる女性向け!
こうやってターゲットを絞り込んで、
パッケージや色を決めることが、
お客様の心をつかんで放さないことにつながります!
※追記
ちなみに、通常の日本酒のビンが茶色や緑が多いのは
日本酒は光によって変質してしまうのを保護しているんです。
カテゴリー | パッケージマーケティング
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。