「分別しやすい」 「そもそも分別しなくていい」 パッケージ開発について
「おいおい!
ペットボトルを捨てるときに
ラベル剥がすのはいいとしてさぁ。
キャップは外さなくていいでしょ!
だって、その下にある
リングが残ってんじゃん」
と思っている方に見て欲しい。
おはようございます。
パッケージを変えただけで
売上10倍!単価5倍!
“売れない”を
“売れる”へ変える
パッケージマーケッターの
松浦陽司です!
本日のお話は
「分別しやすい」
「そもそも分別しなくていい」
パッケージ開発について
で、いってみよーーー!
確かに、不思議だよねー。
「ペットボトルの
ラベルとキャップは外せ」
この問題なんですが
「そんなん面倒やん」
なんて言わずに
とにかく外しましょう!
これが結論です。
いや、いろいろ
言いたいのは分かります。
まず
「キャップ付けたまま
捨てたらなんでアカンの?」
ってことですよね。
これはペットボトルは
回収されたら
まず、圧縮されて潰すんですよね。
この時にキャップが
付いたまま圧縮すると
ペットボトルが破裂するなど
危険な状態になるからです。
そして、
「キャップ外しても
リング残ってるやん!」
問題ですね。
↑
あ、リングって
この部分です。
たしかに!
分別の観点では
ちょっと疑問ですよね。
でも、先ほどの
ボトル破裂問題も
解決されますし
リサイクルするときは
ボトルもキャップも
一緒に粉砕します。
そして、水につけるのですが
キャップやリングは
『ポリプロピレン(PP)』と
『ポリエチレン(PE)』という材質で
水より軽いので浮く!
一方、ボトルは
『ポリエチレンテレフタレート(PET)』は、
水より重いので沈む。
だからちゃんと
分別できるんですよね!
…ということで
ペットボトルとキャップとラベル!
きちんと分別して捨てましょうね!
このパッケージの分別ですが
「分別しやすい」
「そもそも分別しなくていい」
という材質選びも大切です。
とくしま漁連「すじ青のり」
例えばこのパッケージだと
プラスチック製の袋に
紙のシールを貼っています。
実はかなり分別しにくい(汗)
紙のシールを剝がすのって
大変ですからね。
もうちょっと便利にするためも
どうしたらいいでしょうか?
TABEGORO BENTOさんの
テイクアウトパッケージ
こちらはシールではなく
「掛け紙」になってるので
すぐにハラりと分別できます。
「分別しやすい」
パッケージですね!
さらに!
モヒカンらーめんの
テイクアウトパッケージ
こちらはパケマツの
実用新案のシール!
簡単に割り箸や
おしぼりを挟み込んで
取り外すことができます。
このシールは紙じゃなく
実は「プラ」なんです。
だから、容器から
剥がすことなく
そのまま一緒に捨てられます。
「そもそも分別しなくていい」
パッケージなんですね!
こんな風にパッケージ開発の時は
「分別しやすい」
「そもそも分別しなくていい」
ということも考えるのって大切です。
本日のお話は
「分別しやすい」
「そもそも分別しなくていい」
パッケージ開発について
でございました。
あなたの今日一日が
手間を削減できる
一日でありますように!
パッケージ松浦では
「売れるパッケージ」を
お客様と共に開発しております。
パケマツの採用事例を
ぜひ、ご覧くださいませ(^^♪
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。