【ポッカ缶コーヒー 時代を反映して変わり続ける「顔缶」パッケージ。・・・え?初代は顔じゃない?】
【ポッカ缶コーヒー 時代を反映して移り変わり続ける「顔缶」パッケージ。・・・え?初代は顔じゃない?】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
ポッカの缶コーヒーといえば、
パッケージに渋い男性のキャラクターがいることが
非常に強いブランド要素になっています。
さて、ご存知でしょうか?
実は初代の1972年のパッケージには男性キャラがいなかったということを!
実はこんな感じでした。
「いつでもどこでも気軽に楽しめる」というコンセプトで、
わかあものが集まったシーンを想像させるパッケージだったんです。
これはこれで哀愁がありますね。
それが1973年から男性のキャラクターのドアップに変わりました。
今とは違う、もみあげも長く、キャラも濃いですね!
2004年の顔缶と比べると、かなり爽やかになりましたね~(笑)
現在はこんな顔缶パッケージ。
コーヒー感を出すために、コーヒー豆画像を使用。
2000年代半ばに「スタバ」や「タリーズ」の
コーヒーチェーンが続々日本に入ってきました。
消費者が本格的なコーヒーを求めるようになることに、
対抗して、コーヒーらしさを強調するために、コーヒー豆の画像を使用したものです。
ちなみに、男性はメダルの中に入っております。
こんな風に、時代とともに、顔缶パッケージを変えていくポッカのチャレンジ!
見習わなければいけませんね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。