【パッケージの入数が絶妙!百貨店の顧客はどんな心理でパッケージを選ぶのか?バトンドールに学ぶ】
【パッケージの入数が絶妙!百貨店の顧客はどんな心理でパッケージを選ぶのか?再びバトンドールに学ぶ】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
前回記事で紹介した
毎日売り切れる 江崎グリコの「バトンドール」!
ギフトボックスの入数がこんな感じになってます。
●2個入
●3個入
●6個入
●10個入
ちょっと変に思いませんか?
通常は
○2個入
○3個入・・・ときたら、
次に来るのは、
○4個入
○5個入などが多いですね。
なんで、6個入、そして10個入に飛んでしまうのか?
百貨店のお客さんは「入数」よりも「価格」を基準にする傾向があるんです。
「軽いギフトだから、2000円くらいで」
「お世話になったあの人に、5000円くらいで」
そうなると、「入数」ではなく、「価格」を基準にパッケージを考えます。
ちなみに、
●2個入 1000円
●3個入 1500円
●6個入 3000円
●10個入 5000円
このようになるんですね。
このバトンドールの売り切れ状態は、
2012年10月発売依頼、1年9ヶ月以上も続いているというからすごい!
こんな風に売り場に応じて、
パッケージサイズを決めるのが「価格」なのか「入数」なのか?
考えてみるのは面白いですね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。