【発売後実質6ヶ月で8億円売れた「のっけてジュレぽん酢」 新需要を喚起するパッケージ】
【発売後実質6ヶ月で8億円売れた「のっけてジュレぽん酢」 新需要を喚起するパッケージマーケティング】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
2011年2月21発売で1年間で売上8億円を達成したのが
「のっけてジュレぽん酢」(ハウス食品)です。
実は震災の影響で実際の発売は8月になったので、
実質は半年で8億円です。
「ぽん酢をジュレ状にしてしまう」という新発想の商品。
本来であれば、お客様たちは何に使っていいのか分かりません。
そこでパッケージマーケティングの出番です。
●シーンを伝える
●危険性を排除する
●新ジャンルであることを伝える
ということをパッケージで表現しました!
●シーンを伝える
パッケージには、とんかつに、サラダに、冷奴に!
こんな食べ物にのっけて食べるんだよというシーンを伝えます。
●危険性を排除する
初めてのモノにチャレンジするのにはやっぱり抵抗があります
パッケージに「ノンオイル」を表記することで、
「まぁ、それなら一度、試してみようか」という気にさせます。
●新ジャンルであることを伝える
通常の「ぽん酢」と言えば、黒っぽいパッケージの印象がありますね。
それを「白」のパッケージで包んで上げることで、
「新ジャンル」であることを、視覚的に伝えます。
和風調味料から、洋風調味料へのイメージ転換ができました。
これらのことを通して、実質半年で8億円売れる商品になりました。
素晴らしいパッケージマーケティングです!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。